053 求人ページの作り方③

今回は、「求人ページの作り方」の3回目、いよいよ最終 回です。

◆求人サイトに掲載したい項目

前回までに、以下のチェックリストのなかから、1~6の詳細を解説し ました。

【求人サイトに掲載したい項目】

  1. 企業理念/ビジョン
  2. 代表者からのメッセージ
  3. 社員インタビュー
  4. 求める人物像
  5. 仕事の内容
  6. 研修/人材育成制度/キャリアパス
  7. 応募要項
  8. 応募方法
  9. 採用までの流れ
  10. 会社概要
  11. 事業内容
  12. 企業文化/働く環境/福利厚生
  13. よくある質問

今回は、7~13について詳しく解説していきます。

◆7.応募要項

応募要項(募集要項)には、給与、勤務地、待遇など、募集の概要を掲載します。

求職者からすると、応募要項は勤務条件を検討したり、就職後の働き方 を想像したりするための貴重な手がかりです。募集する職種ごとに用意 すると同時に、最低限、以下の項目は掲載しましょう。

  • 職種
  • 雇用形態
  • 勤務日数
  • 勤務時間
  • 勤務地
  • 最寄り駅
  • 仕事内容
  • 応募資格
  • 募集人数
  • 給与や賞与
  • 交通費

◆8.応募方法

求職者が応募する方法も、しっかり掲載する必要があります。

  • 電話応募
  • フォームに必要事項を入力して送信
  • メールで履歴書を提出
  • 郵送で履歴書を提出
  • 直接来社

などいくつかの方法がありますので、貴社の状況にあっているものを掲 載しておきましょう。

◆9.採用までの流れ

応募方法と合わせて掲載したいのが、応募から採用までの流れです。

下記のように選考のステップを明確にして、採用までの流れを掲載する とわかりやすいでしょう。

<採用までの流れの例>

STEP1 エントリー
STEP2 会社説明会
STEP3 グループ面接
STEP4 個人面接
STEP5 最終面接

このとき、採用までどれくらいかかるのか、約2週間や1ヶ月など、目 安の期間を明記できるとさらに良いです。

採用までにどれぐらいのステップや期間があるか、あらかじめわかって いると応募しやすくなります。

◆10.会社概要、11.事業内容

会社の所在地や資本金、取締役名などが書いてある会社概要は、公式ホ ームページだけでなく求人ページ(求人サイト)にも掲載しておくとよ いでしょう。

会社の沿革なども、求職者にとってはチェックしたいポイントです。

また会社全体の事業内容や組織図も掲載しておくと、理解がより深まり ます。

◆12.企業文化/働く環境/福利厚生

最近の傾向として、業務内容以外の企業文化や職場の環境、そして福利 厚生など、労働環境を重視する求職者が増えています。

社会保険や有給休暇、昇給、各種手当、退職金といった一般的な福利厚 生は掲載しておきましょう。

その他、以下のような点も意外とポイントが高い場合があります。

  • 服装自由
  • 車通勤OK
  • 駐車場、駐輪場あり
  • トイレが男女別
  • 休憩室あり
  • 食事補助あり

どのような点がアピールできそうかは、実際に働いている社員やスタッ フに聞いてみるのもおすすめです。

◆13.よくある質問

これまでにご紹介した情報をすべて掲載すると、かなりの情報量です。

そのなかから、求職者に聞かれやすい質問とその答えをまとめて「よく ある質問」に掲載しておくと、求職者も必要な情報を見つけやすくなり ます。

以上、3回に渡り、求人ページに掲載したい内容をご紹介してきました。

自社に合った人材を採用できるかどうかは、企業の運命を左右します。 そう考えると、おろそかにはできません。社員のみなさんにも協力して もらい、求職者の心に響く求人ページを作ってくださいね。