Ⅲ-3-1) 従来型とCMS型

費用とサービス選びのポイント

前章までで、「CMSで作ったホームページ」のイメージを掴んでいただけたと思いますので、本章ではホームページ作成の費用と、制作会社を選ぶポイントについてお話しします。

最初に、皆さんがふだん目にしている普通のホームページ(以下、「従来型ホームページ」と呼びます)と、CMSで作ったホームページ(以下「CMSで作ったホームページ」と呼びます)の違いについて、あらためて整理しておきましょう。

従来型ホームページの課題(業者が作成した場合)

従来型ホームページの課題(自作の場合)

CMSの登場

◇従来型ホームページの課題(業者が作成した場合)

通常、企業がホームページを作成する場合、制作会社に依頼してホームページを作ってもらいます。

ホームページの作成は、お客さんごとのオーダーメイドで手間がかかるため、どうしても費用は高くなります。その代わり、最新のデザイン技術を駆使して、おしゃれな見栄えの良いホームページが完成すると思います。

ただし、完成後のホームページの修正には専門スキルが必要となるため、通常は制作会社に更新を依頼することになります。

細かい修正にもお金がかかることと、業者とのやり取りが面倒なため、企業の多くがあまりホームページの更新を行いません。

この「完成後にあまりホームページを更新しない」ということが、「従来型ホームページ」が役にたたなくなってしまう、大きな理由の一つです。

◇従来型ホームページの課題(自作の場合)

一方、ホームページにあまりお金をかけたくないという人は、「自作ホームページ」にトライします。ホームページビルダー等の「ホームページ作成ソフト」を使い、自分でホームページを作るのです。

自分で作るわけですから、初期費用はほとんどかかりませんし、完成後の更新費用も発生しません。いつでも自由にコンテンツの更新が行えます。

ただし自作するためには「ホームページ作成スキル」を身につけなければいけません。「ホームページ作成ソフト」の使い方を覚えたり、最低限の「HTML」の知識を身につける必要があり、パソコンが不得手な方には敷居が高いかもしれません。

またコンテンツ(内容)の更新に意外と手間がかかります。その人のもつスキル次第ですが、コンテンツの体裁を整えたり、メニューを修正したりするのに時間がかかって、場合によっては一日中ホームページの相手をすることにもなりかねません。

それになんと言っても、ホームページの「デザイン」が問題となります。プロのデザイナーが作るわけではありませんから、どうしても「素人っぽいデザイン」のホームページになってしまいます。

お客さんは、他の「立派なデザインの企業ホームページ」と「あなたの自作ホームページ」を比較しますから、あまりに「素人っぽいデザイン」のホームページでは、お客さんの信頼を得るのは難しいかもしれません。

◇CMSの登場

制作会社に頼む場合であれ、自作の場合であれ、「従来型ホームページ」は課題を抱えているわけですが、この課題を解決してくれるのが、「CMSで作ったホームページ」です。

繰り返し申し上げているように、CMSはコンテンツの更新がとても簡単です。自分で更新すれば、ホームページ業者に高額な更新費用を払う必要はありません

また自作ホームページのように更新に何時間もかける必要もありませんし、難しいホームページ作成ソフトやHTMLを覚える必要はありません

さらに「CMSで作ったホームページ」は、検索エンジン対策(SEO)が効きやすいという特長もあります。もちろんプロの制作会社が何十万円もかけて行う検索エンジン対策(SEO)にはかなわないですが、それでも自分で試行錯誤するよりは、かなりの効果が期待できるのは確かです。

このように「CMSで作ったホームページ」は「従来型ホームページ」の課題を解決した、新しいタイプのホームページなのです。