061 セールスWebライティングの基本(その1)

さて今回からは、ホームページの成果を上げるには避けて通れない「セールスWebライティング」のポイントについて、複数回に渡りお届けします。

◆セールスWebライティングとは?

「セールスWebライティング」は、商品やサービスの販売を促進するための 文章全般を指す言葉です。

文章は、その目的によっていくつかに分けられます。

ビジネスでよく使われる文章の目的は、以下のようなものが代表的です。

  1. 伝達する (メールや報告書など)
  2. 説明する (マニュアルや解説書など)
  3. 印象づける (キャッチコピーやブランドコピーなど)
  4. 行動を促がす(販促目的のホームページやDMなど)

セールスWebライティングは、上記の4つ目、「読む人の行動を促がすため の文章」です。

「買う」「クリックする」「ダウンロードする」「予約の電話をする」 など、読んだ人に何らかの行動を起こさせることを目的として書きます。

ビジネス上、1~3も大切ですが、ホームページから反応をとるために 重要なのものとなると、やはり「行動を促す文章(=セールスライティ ング)」です。

◆セールスWebライティングの使い道

セールスWebライティングは以下のような場面で使われます。

  • 販促用ホームページ
  • ダイレクトメールやチラシ
  • メールマガジンやステップメール

このような場面で使われる文章をまとめて「セールスレター」と呼ぶこ ともあります。

共通しているのは、どれも「読者に行動してもらうことで成果が達成さ れる」という点です。

例えば「資料請求」を目的としたページがあるとします。

どんなに上手な文章でも、「そのうち請求してみようかな」「他のとこ ろも見てみようかな」とページを閉じる人ばかりでは、セールスライ ティングとして成功しているとはいえません。

逆に、多少つたなくても、読者の心にぐっと刺さって「これは今すぐ資 料請求しなくては!」と行動を起こさせる文章になっていれば、セール スライティングとして成功していると言えるでしょう。

セールスWebライティングの良し悪しは、文章の上手い下手では決まりませ ん。文章が下手だからと敬遠せずに、取り組んでみていただければと思 います。

しかし、どうしても「文章を書くことが苦手」という方も多くいらっ しゃいます。

◆書くことが苦手なのはなぜ?

書くことが苦手な方は、

「何から書き始めればいいか考えると、そこで止まってしまう」
「上手く書かなくてはと考えると、自信が無くなってしまう」
「なんとか書き上げてみても、何を言いたい文章なのかわからない」

といった悩みを抱えているケースがほとんどです。

こうした悩みを抱えてしまう原因は「書くべき文章の目的を明確にしな いまま、書き始めようとしている」ことにあります。

セールスWebライティングでは、何よりも「〇〇という行動を起こしてもら う」という目的を常に意識することが大切です。

特別な才能や創造性、芸術性などは必要ありません。

ライティングが苦手と思っている方でも、目的をしっかり設定し、いく つかのポイントを押さえれば、反応の取れる文章を書けます。

ホームページで成果を上げたいと考えている場合、セールスWebライティン グは避けて通れません。

次回からは、セールスレターを書くための具体的なポイントをご紹介し ていきます。

セールスWebライティングの基本を知って、成果の上がるホームページを作 りましょう!お楽しみに。