Ⅰ-1-1)失敗例①

知人にホームページを作ってもらう

東京都立川市で不動産会社を経営しているAさんは、開業時に知人のデザイナーにホームページを作ってもらいました。制作費用は10万円と、相場よりもずいぶん安くしてもらいましたし、ホームページを変更したいときはいつでも無料で更新してくれるという、大変ありがたい条件でした。

ただ残念ながら、ホームページが公開されて2ヶ月たっても、「ホームページを見た」という問合せはまったくありませんでした。そこでホームページの内容変更を、その知人にお願いしました。知人は快く応じてくれました。

しかし翌月になっても、何の変化もありません。Aさんは、それから何度かホームページの修正を知人にお願いしました。Aさんはホームページを使ってお客さんを少しでも増やそうと、必死だったのです。そしていつもその知人は快く対応してくれました。

でもホームページの反応は相変わらずの状態。

そうしたやりとりを半年ほど続けましたが、Aさんもだんだんと知人に頼むのが悪くなってきました。忙しい知人に無理を言って、修正を依頼するのに気が引けてきたのです。

できればもっとネットに詳しい制作会社に依頼して、ホームページを作り直したいとも思いました。でも今まで協力してくれた知人に申し訳ないので、そういうわけにもいきません。

やがてAさんは知人に気がねして、ホームページの更新をほとんど行わなくなりました。その結果ホームページはあまりアクセスされることもなく、放ったらかしとなってしまったのです。