026 ホームページのデザインを決めるポイント

さて今回は、ホームページのデザインについてお話ししたいと思います。

実はホームページを新しく作る、あるいはリニューアルにあたって、ホ ームページのデザインをどのように決めたらいいかわからない、という ご質問を多くいただきます。

ホームページのデザインを決めるポイントはどこなのか、そこに焦点を 当ててお話ししますので、デザインにご興味ある方はぜひ参考にしてみ てください。

◆デザインの前に「ホームページのコンセプト」を決める

デザインを決める前に必ずやっておきたいのが「ホームページのコンセ プトを決める」という作業です。

ホームページのコンセプトとは、

  • ビジネス上の課題とホームページの位置づけ
  • ホームページの目的やねらい
  • ターゲット(=お客さん)
  • ポジショニング
    (=市場・競合に対して、自社製品・サービスの位置づけ)
  • 基本的な構想

などを整理したもので、「サイト企画書」としてデザインやコンテンツ を決める際の指針となります。

コンセプトが定まっていないと、目的を達成できない「何のために作っ たかわからないホームページ」ができてしまいますし、デザインを決めるにあたっても方針がぶれてしまいます。ディレクターやデザイナー、 ライターなど関係者間の認識を合わせるためにも必要になるものです。

◆自分の好みではなく「お客さんの好みと目的」でデザインを決める

ホームページの作成や改善は、ビジネス上の何らかの課題や目標を達成するために行われます。そのため、ホームページのデザインもまた、 ホームページの持つ目的を達成するためのものでなければいけません。

つまりただなんとなく気に入ったデザインにするのではなく、コンセプ トを元に目的を達成するためのデザインにする必要があるのです。特に大事なのは「ターゲットを明確にすること」です。

ホームページのデザインは、最初の印象を左右します。そのため、どんなにいいことが書いてあっても、ターゲットであるお客さんがいい印象を持つデザインでなければ読み進めてもらえません。

また、例えば同じ「体重増加に悩む30代女性」というターゲットでも、 スポーツクラブの入会者を増やすためのサイトなのか、ダイエットサプリメントを販売するためのサイトなのかではデザインのトーンも変わってきます。

さらに、同じスポーツクラブのサイトでも、「低価格で気軽に通える」というポジショニングなのか、「ラグジュアリーで特別感のあるサービ スが受けられる」というポジショニングなのかでは、デザインで与えたいイメージが変わってきます。

つい、経営者の好みで決めてしまいがちですが、「お客さん(ターゲッ ト)はどのように感じるか」「目的やポジショニングにあったデザイン か」を基準に検討するのが成功のポイントです。可能であれば実際のタ ーゲットであるお客さんに、少なくともお客さんに近い部署のメンバーに評価してもらいましょう。

デザインはいったん作り込んでしまうと大きく変更するのが難しい(ま とまった費用がかかる)ことがほとんどです。デザイナーさんの意見に も耳を傾けつつ、ホームページで

  • どのようなお客さんに何を訴えたいのか
  • どういった目的を達成したいのか

をしっかり伝えて検討していきましょう。

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▼バリエーション豊富なデザインサンプル
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