238 他社との差別化をはかるには

あなたの提供するサービスには「他社とはここが違う」と自信を持っていえる独自性があるでしょうか?

世の中には、類似する商品やサービスが溢れています。その中で、消費者から選ばれるためには他社との差別化をはかることが重要です。

言葉では簡単ですが、何をすればよいのか悩むところですよね。

そこで今回は自社の強みを見つけ、他社と差別化するために知っておいていただきたいことをお話します。ぜひ最後までお読みくださいね。

◆独自性とはなにか?

今回お話する独自性とは、マーケティングの用語では「USP」と呼ばれるもの。簡単に言えば、顧客から見た自社独自の「売り」や「強み」を指します。

たとえば似たような健康食品であっても、「味」で勝負する商品もあれば、「見た目」で勝負するもの、或いは「成分」や「価格」で勝負するものなど、それぞれに何らかの独自性を持っているものです。

一見他社と似ている商品でも、自社にしかない独自性を打ち出すことができれば、付加価値を与えることができます。その独自性を高く評価してくれる市場をみつけ、その商品の価値を高めましょう。

◆たたかう場所を狭め、ポジショニングをする

新しくビジネスを始めた場合、知名度も実績もないわけですから、すでに長年営業してきた方が選ばれて当然です。

同じ場所でたたかっても勝つことが厳しいのが現実。

成果をあげていくためには、たたかう場所(市場)を狭め、その分野に興味のある顧客を引き寄せましょう。

まだ強力なライバルがいない、狭まった市場では、あなたにも十分勝機が見込めるはずです。

当社の提供する【NextCms仙台】を例に説明します。

ホームページの制作では、世の中に数え切れないほどの業者が存在します。そこで【NextCms仙台】は、「中小企業を主なターゲット」とし、「低価格」で「初心者でも自分で作成・更新ができ」、「オンラインサポートにも対応」することで、独自性を打ち出しています。

手前味噌になりますが、現在では「初心者でも作成できる中小企業向けのホームページ」という市場のなかで、他社に負けない位置を確立させています。

このように、たたかう場所を決めることを「ポジショニング」と呼びます。なるべく「専門分野を特化」してポジションを狭めると、他社との差別化がはっきりして、たたかいやすくなります。

◆独自性とポジショニングを確立させる3つのメリット

独自性とポジショニングを組み合わせると、より強力な強みになります。

このふたつを確立する3つのメリットをご紹介します。

1)セールスが不要になる

マーケティングの理想は「セールスを不要にすること」。

自社の独自性を上手く打ち出せば、その強みに惹かれ購入してくれるお客さんが増えていきます。

2)覚えてもらいやすくなる

ネコ型ロボットといえば、誰もがドラえもんを思い浮かべるのと同じ。

独自の強みをポジショニングできると、「◯◯といえば、あの会社」と覚えてもらえるようになります。それがリピートにもつながります。

3)口コミが広がりやすくなる

多くの人に売りたいと思い、自社のポジションやターゲットが定めずにいる状態では、誰の心にも響きません。

たたかう場所の範囲を狭めると、ピンポイントでユーザーの心に響くので、満足度の向上にもつながり、口コミとして広がりやすくなります。

◆まとめ

多くの似たような企業、似たような商品が競い合う世の中で、自社を選んでもらうために大切なのは「独自の強み」を持つことです。

自社の独自性やポジショニングを確立させることでできれば、セールスすることなくお客さんの方から買い求めてくれるようになります。

自社の強みを見つけて他社との差別化をはかるのと同時に、その独自の強みを伸ばすことことを心がけていけば、企業の成長にもつながります。