217 ホームページを作る意味

今回は、ホームページを作る意味について改めて解説します。 すぐに成果が見えなくても、挫けずにホームページを運営する参考になれば幸いです.

◆紙じゃなく、Webだからこそ出来ること

現在では、企業が自社のホームページを開設することは常識となっていますが、ホームページの歴史は思いのほか浅いものです。

日本国内で初めてホームページが公開されてから、また30年ほどの歴史しかありません。では、パンフレットなど紙媒体だけでも問題ないのではないでしょうか?

その疑問は、紙媒体とホームページの営業ツールとしての違いに目を向けると自ずと答えがみつかります。

パンフレットやチラシなどの紙媒体は、営業先で担当者に渡したり、各家庭にポスティングをするなど、こちら側からターゲットに届けるものです。

対してホームページは、自社の情報をインターネット上に公開し、ターゲットをこちら側に引き寄せるための営業ツールです。

ホームページはWebだからこそ、しっかりと運営さえすれば、365日24時間働き続ける優秀な営業マンの役割を果たしてくれるのです。

◆ホームページの「ある」と「なし」で何が違うのか?

では、ホームページが「ある」と「なし」で企業にとってどんな違いが生まれるのか、ポイントを5つに絞って見ていきましょう。

1)会社の認知度

【なし】
ホームページのない企業は、看板を出さずに営業しているようなものです。
情報の発信力が乏しく、インターネットを検索しても表示される情報は、ごく限られたものになります。

【ある】
ホームページがあれば、誰でもあなたの会社(お店)検索して、発見することができます。また、更新するにつれて認知度も高まっていきます。

2)宣伝・集客

【なし】
ホームページがない場合の宣伝方法としては、営業マンが直接訪問をしたり、テレアポなどが考えられます。しかし、時間が経つにつれてその効果は薄まり、持続性が低いのが実情です。

【ある】
ホームページがあれば、自社サイトからいつでも自由に情報を発信し、宣伝することができます。 動画、画像に加え、字数に制限なくテキストを掲載することも可能です。 ターゲットを絞って情報を発信すれば、集客効率も高まります。

3)問い合わせ

【なし】 もし顧客があなたの会社の商品やサービスに興味を持ったとしても、ホームページがなければ、公式の問い合わせ先が直ぐにわかりません。 もし他のWebサイトに連絡先が書かれていても、連絡するのをためらってしまいます。

【ある】 ホームページがあれば、明記されている連絡先に、すぐに問い合わせることが可能です。また、個人情報の取り扱いについて方針を明記しておけば、ユーザーも安心して問い合わせることができます。

4)生産性の向上

【なし】 ホームページがあれば、ホームページで確認できる事柄も、すべて問い合わせが必要な案件になります。 電話やメールの対応など、人員と時間が割かれてしまいます。

【ある】 ホームページがあれば、写真や動画を掲載して、伝えたい情報をわかりやすくユーザーに伝えることが可能です。それによって無駄な問い合わせが減り、生産性も向上します。

5)求人活動への影響

【なし】 求職者にとって、企業のホームページは大きな情報源です。 求職者の多くは、その企業がどのような会社なのかをホームページを見て判断しようとします。 反対に検索してもホームページがみつからない企業は、求職者に不安感を与えてしまいます。

【ある】 ホームページがあれば、自社サイト内から求人情報を自由に発信することが可能です。求職者は、サイト内に掲載された企業理念や業務内容を把握できるので、ミスマッチを減らすことが可能です。

また「Googleしごと検索」機能を使えば、費用をかけることなく求人広告を掲載することも可能です。

◆まとめ

今回は、ホームページを作る意味について、改めて解説しました。 ホームページの成果が上がらない時には、作る意味を思い返し、コツコツと改善をはかりましょう。