216 「無料ホームページ」が無料である理由

ホームページをこれから作りたいと考えている方は、なるべく経費をおさえて開設したいと考えていらっしゃるでしょう。

そこで魅力的に映るのが「無料ホームページ」ですよね。
もしかしたら1度くらいは検討された方もいらっしゃるかもしれませんね。

でも「只より高い物はない」ということわざもありますし、実際のところはどうなのでしょうか?
今回は「無料ホームページ」をテーマにお話していきます。

◆無料ホームページの種類

無料でホームページを作りたいと考えた時、思い浮かぶのは大きく2つの方法でしょう。

1)クラウド型CMSサービスの無料プランを利用する。

例:Wix、Jimdo、Ameba Ownd など

一般的に「無料ホームページ」と呼ばれるのが、こちらのタイプ。
予め用意されたテンプレートを無料で使うことができ、セキュリティ対策も基本的に任せておけば良いので初心者でも安心です。

2)無償(フリーソース)のCMSを利用してWebサイトを構築する。

例:WordPress、Joomla、Drupal など

アプリケーションは確かに無料で使用できますが、別途、サーバー費用、ドメイン費用などが発生します。

導入からサイト構築に至るまでの流れは、初心者にはやや難しく、セキュリティ対策も自身で行う必要があります。

このように「無料」といっても両者の意味合いは異なります。
ホームページを無料で作成する方法は、基本的にクラウド型CMSが提供する「無料プラン」一択となります。

◆「無料ホームページ」が無料で作れる理由

「只より高い物はない」とは言うものの、クラウド型CMSの無料プランは悪くなさそうですよね。
しかし、クラウド型CMSの無料プランには無料である理由があります。

<無料プランが無料で提供される5つの理由>

1)ホームページをすべて自分で作らなけれならない

無料プランでは、誰もホームページの作成を手伝ってくれません。
またテンプレートが少なく、他の利用者と似たようなデザインのサイトになってしまう、場合もあります。
作るのが簡単でも、その出来は作り手のセンスにかかっています。

2)独自ドメインが使用できない

無料CMSでは独自ドメインを利用できないものが少なくありません。
そのため、ブランド力や信頼性を得にくいサイトになります。

3)サポートをちゃんと受けられない場合も

無料プランではアフターフォローが行き届いていないことが多く、突然のトラブルにも対処してもらえないこともあります。

4)作成できるページ数が限られている

ほとんどの無料プランでは、作成できるページが5~10ページ程度が上限となっています。
コンテンツを増やして、SEOを強化するには不向きです。
その場合は、有料プランへの切り替えが必要です。

5)広告が表示される

無料プランでは、基本的に広告がどこかに表示されます。
自社のホームページに他社の広告が表示されるのは、ビジネスサイトでは良い印象は与えません。

「無料ホームページ」は、個人利用ではとても便利なサービスです。
でも企業のホームページで利用する場合、これらの理由を踏まえるとやはり適していてるとはいえません。

◆「無料ホームページ」最大の弱点

無料ホームページのいちばん弱点は、突然閉鎖される危険性です。
ホームページの更新を重ねて、ようやく集客できるようになっても、サービスが終了してしまうとホームページも閉鎖されてしまいます。

もし無料プランをビジネス向けで利用する場合は、有料プランへの移行を前提とした限定的な利用にとどめておいた方がよいでしょう。

◆まとめ

今回は「無料ホームページ」についてお話しましたが、いかがでしたでしょうか。

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