115 ホームページの更新

今回はホームページの更新についてお話します。

「高い費用を払ってホームページを作ったのに全然反響がないんですよ ね。……更新する意味なんて無いんじゃないでしょうか?」

これは、ホームページ運営でありがちな失敗談です

◆すぐに成果が出なくてもコツコツ更新

そうした人たちが運営するホームページの多くが、長期間更新がストッ プしたまま。最初は張り切って更新したものの、アクセスが伸びず、や る気を失ってしまったというパターン。

せっかくホームページを作ったのに、どうしてこうなってしまうのでし ょうか?

「本業が忙しくてHPを更新する時間がない」
「そもそも何を更新していいかよくわからない」
「担当者が退職してしまったので…」
「で、このままじゃマズイなと思いながら、結局そのまま放置…」

企業によって理由はまちまちでしょうが、どれも言い訳です。
ホームページの作成は、完成を目標にしてはいけません。
完成後にどのように運用するかが成功の鍵を握っています。
すぐに成果が出なくても粘り強くコツコツ継続することが大切です。

◆ホームページを更新しない3大デメリット

更新しないホームページは、企業にとってプラスにならないばかりか、 企業の業績やイメージに対するマイナス要因にもなりかねません。
更新しないデメリットを具体的に見ていきましょう。

1)検索サイトの順位が下がる
検索順位は、検索エンジンから優良なコンテンツだと評価されることに よって上位に表示されるようになります。
コンテンツが更新されないホームページは、検索順位も上がりません。

ただし、更新の回数が多いだけでは意味がありません。
更新頻度以上に質が重要です。業務内容に関係のない内容や、他サイト のコピーテキストを更新しても評価を落とすだけです。

2)ホームページを見た人に不安感を与えてしまう
これは、ユーザー目線で考えればわかりますよね。
更新が何年も止まっている企業やお店のホームページを見ると、 「この会社、大丈夫なのかな?」と、誰もが不安になるものです。
こうした不安感を与えてしまうと、顧客は他社に流出してしまいます。

3)情報が古いままだと顧客からのクレームの原因になる
たとえば、サービスの内容や価格が変更したのに、ホームページでは以 前のままの表記になっていたら、どうでしょうか。
ホームページを見てお店を訪ねてみると、料金が違ったとなれば、ひと こと言いたくなりますよね。

たとえクレームにならなかったとしても、もう一度お店に行きたいとは 思われないでしょう。

◆何を更新すればよいか?

ホームページの更新は、SEO対策としても効果を発揮します。
では、実際にどんな内容を更新していけばよいか見ていきましょう。

・スタッフブログ
ブログといっても、スタッフの日常生活の日記を書いても意味があり ません。

あなたのホームページを訪れる人たちにとって、役に立つ豆知識を掲 載したり、専門知識をわかりやすく解説するとよいでしょう。
この際に、狙ったキーワードを含ませることで、SEO対策としても 効果を発揮します。

たとえば治療院であれば、コリを解消できる簡単なストレッチを紹介 したり、自分でケアできるツボを紹介するのも良いでしょう。
記事を読んだユーザーは、実際に行ってみたいと思うかもしれません。

・キャンペーン告知
企業が展開する、期間限定のお得なキャンペーンやセールを知らせま しょう。お得な情報を得るために、ふたたびホームページに訪れてく れるかもしれません。

・お知らせ、新着情報
新着情報を掲載すると最新コンテンツへの導線を示すことができます。
頻繁に更新すれば、活発な企業イメージを与えることもできます。

・よくあるご質問(Q&A)
顧客からよく尋ねられる質問と回答を取りまとめて、掲載(更新)し ましょう。SEOを意識しつつ、コンテンツを作成します。
無駄な問い合わせの件数を減らすことができるので、業務の削減にも つながります。

・お客さまの声
商品を販売している会社がいくら「この商品は最高です!」と声高に 訴えても、あまり信用してもらうことはできません。
しかし、第三者(お客さま)が「実際に使ってみたら最高でした!」 というのなら、信憑性はまるで異なります。

また、お客さまの声には、SEOに有効なキーワードが含まれている 可能性が高く、ぜひ掲載(更新)しておきたいコンテンツです。

・販売実績
あなたの会社が提供する商品(サービス)に関心のあるユーザーにと って「販売実績」は、購入を後押しする重要なコンテンツです。
実際にだれがどの商品を購入し、どういった効果があったのかアピー ルすれば、ユーザーはたいへん参考になります。

ユーザーファーストを意識して、これらのコンテンツをコツコツを更新 していけば検索順位も上昇し、アクセス数も伸びていくでしょう。