今回は、「中小企業がブランディングサイトを持つメリット」について解説します。
ホームページを活用してブランドを構築すれば、 競合他社との差別化をはかることができ、 選ばれる企業へと発展させることができます。
◆ブランディングについて
ブランディングとは、企業の魅力や特徴を社会に認識させることに よって企業のイメージを高めることを目的としたマーケティング 活動のことをさします。
有名ブランドと同じ製品を無名のブランドから販売しても、 同じ価値は発揮できませんよね。
ユーザーは、製品そのものの機能やデザインだけでなく、 有名ブランドが築いてきた伝統やブランドイメージなど、 形のないところに価値を見出しているからです。
◆ブランディングサイトとは
ブランディングサイトは、企業が意図したブランドイメージを 浸透させるために制作するのものです。
他社との差別化をはかり、そのブランドの商品を購入すべき動機を 与えることを目的にしています。
企業のブランドを構築するうえで、ブランディングサイトは たいへん有効な手段です。
ホームページでは情報を無限に掲載できますので、製品やサービスの 紹介だけでなく、開発エピソード、企業理念、代表メッセージ、 スタッフ紹介など、さまざまな情報を発信して企業の魅力を伝える ことができます。
その一方で、ブランド力は短期間で育むことは難しいものだと理解 しておく必要があります。
◆中小企業がブランディングサイトを持つメリット
ブランディングサイトの制作は、特に中小企業におすすめします。 その理由は、大きくは以下の4点です。
1)受注・注文が安定する
ブランドが構築されると、固定客を囲い込みできるので、 多少の価格差や納期の遅れで取引を失う心配はありません。
2)価格競争を回避できる
自社の商品やサービスが差別化できれば、価格競争に巻き込まれる ことなく、安定した価格で販売できるようになります。
3)採用コストを削減できる
ブランドが構築された企業では、求職者が積極的に入社を希望する ようになり、人材確保のコストを低く抑えることができます。 また、意欲的で優秀な人材を採用しやすくなります。
4)宣伝コストを下げられる
顧客の囲い込みができれば、自社の売上が安定するので、 宣伝にかかるコストを抑えることができます。
◆ブランディングサイトを制作する流れ
それでは、実際にブランディングサイトを制作する流れを解説します。
1)自社のブランドコンセプトを決める
自社のブランドを誰にどのように認知されたいか、 ブランドイメージを決定しましょう。
「使うたびに喜びを感じられる、機能性を提供するブランド」
「所有することで優越感を覚られる、最高品質の高級ブランド」
「革新的なデザイン性を提供する、スタイリッシュなブランド」
など、 業種によって与えたいイメージはさまざまなものが考えられます。
ブランドのコンセプトを設定することが、ブランディングのはじまりです。
2)ブランドビジュアルを設計してサイトを制作
決定したコンセプトをもとに、企業のロゴやアイコン、写真、 キャッチコピーなどを用意し、サイトを制作します。
配色やデザインなどのビジュアル要素も統一し、 ブランドイメージを損ねないようしましょう。
3)ブランド構築を実現する体制をつくる
ブランドを構築するには、商品やサービスの品質、サポート、 問い合わせ体制などを整えることも大切です。
お問い合わせや注文に対して迅速に対応できなければ ブランド力は高められません。
4)ブランディングサイトの管理・改善
ブランディングサイトが完成したらその効果を測定・評価し、 課題がみつかれば必要に応じて改善していきます。
競合他社に競り負けないためには、自社の強みを見出し、 自社のブランドイメージをはっきりとさせることが大切です。
ブランドを構築するためには、ブランディングサイトが有効です。 制作するうえでは、設定したブランドのコンセプトに沿って、 ロゴや写真、コピーなどを用意しましょう。