今回は、「商品紹介」を充実させる方法について解説します。
◆「商品紹介」には、基本的な情報と特徴だけを載せてしまいがち
商品紹介ページに記載する内容というと、皆さんはどのようなものを思 い浮かべるでしょうか?
商品にもよりますが、
- 価格
- サイズ
- 容量
- 原材料
- パッケージや商品の写真
まずはこういった「仕様」を思い浮かべる方が多いのではないでしょう か?
これらは必須の情報ではありますが、それだけでは商品の魅力は伝わり ません。
「仕様」から一歩進んで、商品の「特徴」も書いているところは多いで しょう。
たとえば「通気性抜群のシューズ」「南アルプスでくみ上げた天然水」 などです。
「通気性抜群の」「南アルプスでくみ上げた」は「特徴」で、「仕様」 だけ伝えるよりも一歩進んでいますが、商品の魅力を伝えるには、それ でも足りません。
では、さらに商品紹介を充実させるにはどうしたらいいのでしょうか?
◆その商品を使うとどんないいことがあるかを書く
商品紹介のページでは、仕様や特徴だけをアピールしてしまいがちです が、「これを書くことでもっと売れる」というポイントがあります。
それは、
その特徴があることで、購入者がどんなイイコトを得られるのかを、 購入者がイメージしやすいように書く
ということです。
いい性能のものができたとき、開発者や販売者としてはどうしてもその 性能をアピールしたくなってしまいます。
「通気性抜群のビジネスシューズが完成しました!」
というようなコピーはよく見かけますよね。
先ほどお話しした通り、「通気性抜群」は商品の特徴ですが、これでは 今一歩足りません。
「通気性抜群」だから
↓
「足が蒸れずに靴下がにおわない」
「お座敷にも気兼ねなく上がれる」
これが、「特徴があることで、購入者が得られるイイコト」です。
これなら、使っている人のメリットや利用シーンが具体的に思い浮かべ やすくなります。
特徴は〇〇 → 〇〇だから、こんなイイコトがある
こんな風に考えて、商品紹介を作ってみましょう。
特徴があることで購入者が得られる「イイコト」を、ベネフィットと言 います。
開発者にはもともと、「通気性抜群」にした理由があるはずです。
その理由こそが、購入者にとっての「イイコト」になるはずなのですが、 それを忘れて、「通気性抜群」という特徴だけを語ってしまう。
そうなってしまうのは、自分では「よくわかっている」から、説明しな くてもわかるような感覚に囚われてしまっているからです。
実際は「説明しないとわからないものだ」と考えて、ベネフィットを しっかり目立たせるようにしてみてくださいね。
次回は、さらに「商品紹介を充実させる方法」を解説していきます。 お楽しみに。