さて、今回から2回に渡り、メールマガジンを活用して集客や顧客獲得を行 うメリットや、メール配信の効果的な使い方について解説します。
「メールマガジンはもう古い」「役に立たない」と言われ始めてから数年が 経ちます。
- 受け取るメールの数が多くて埋もれてしまうのでは
- LINEなどのメッセージアプリに移行しているのでは
- SNSを活用したほうが時代にあっているのでは
そんなふうにお考えの方も多いのではないでしょうか。
ところが今でも、メールマガジンを活用して成果を出している企業は珍しく ありません。
顧客リストや見込み客リストにメールを送って販促する手法は今でも多 くの企業で活用されています。
そこで今回は、まずメールマガジンのメリットを考えてみましょう。
◆メリット1:お客様の端末まで情報を届けられる
メールマガジンは、見てもらいたい内容を、こちらから積極的に働きかけて、 お客様のPCやスマホなどへ届けることができる方法です。
いわゆる、プッシュ型の販促方法と言えます。
メールを開いて、リンクをクリックしてもらえれば、ホームページに連 れてくることが可能です。
◆メリット2:お金をかけずにスタートできる
チラシやDM、インターネットの各種広告と比べて、お金をあまりかけ ずにスタートできるのも、メールマガジンのメリットのひとつです。
メールマガジンにかかるのは、メールを配信するシステムの利用料くらいで す。このシステム利用料は、月額数百円、数千円のものからあり、導入 しやすい価格帯のものがたくさんあります。
◆メリット3:
メールマガジン対象者は、商品・サービスの情報に興味がある人が多い
メールマガジンの対象となるのは、「すでに何らかの形でメールアドレスを 教えてくれた人たち」です。
ホームページで資料請求してくれた、展示会で名刺交換したなど、教え てくれたシーンは異なりますが、商品やサービスに関わる情報に興味が ある人が自然と多くなります。
そのためメールマガジンの反応は、チラシや広告などといった他の販促活動よ り高くなります。
メールマガジンは、費用対効果にすぐれた販促手段といえるでしょう。
◆メリット4:継続的にアプローチできる
商品やサービスに興味を持ってくれている人に継続的にアプローチでき るのもメールマガジンのメリットです。
金額の高い商品になればなるほど、1回ホームページを見ただけで購入 に踏み切る人は少なくなります。
でもメールマガジンを利用すれば、「今すぐは買えないけど興味がある」と いうお客さまに対して、役に立つ情報をメールで送り続けて継続的に接触し、購入意欲を育てることが可能です。
すでに購入してくれた人に対しても、メールマガジンで、サービスの有効な 使い方などの有益な情報を伝えたり、サポート情報を伝えたりなど、結びつきを強くすることができます。
また、関係性を保ち続けていれば、リピート購入やアップセル・クロス セルにつなげることも可能です。
以上、今回は、メールマガジンのメリットについてご紹介しました。
楽天やヤフーショッピングなどの大手ECモールは、今でもメールでの 販促を大いに活用しています。
それを見てもやはり、メールマガジンはまだまだ有効な手段だといえるで しょう。
次回は、メールマガジンの効果的な使い方について解説します。お楽しみに。