ホームページに掲載する写真のクオリティは、問い合わせや売上などを左右する大事な要素のひとつです。
でも写真撮影が苦手な方はもちろん、何をどのように撮ればよいかは、写真が得意な方でも悩む方は多いのではないでしょうか。
企業のホームページでは、写真次第でその印象がガラリと変わりますが、なかでも人物写真は、企業の信頼につながりやすい重要なポイントです。
そこで今回は、企業サイトの印象がグンと良くなる人物写真のコツを解説していきます。ぜひ、参考にしてみてくださいね。
◆ホームページに人物の写真を掲載する効果
人間の脳は、文字よりも理解しやすい写真や画像好みます。適切な人物写真を掲載することで、ホームページの訪問者に対して以下のような効果をもたらします。
- どんな従業員がいるのかがわかり、安心感や信頼感につながる
- 人物写真を使うことによりユーザーの興味を引くことができる
- 写真があることで、記憶に残りやすくなる
また「同じ人に接する回数が増えるほど、その対象に対して好印象を持つようになる」という、行動心理学におけるザイオンス効果が得られるようになります。
◆どんな人物写真を掲載するのか?
1)代表者の紹介写真
代表者の挨拶や経営理念を掲載するページには、代表者の写真が効果的です。企業のトップの姿を通じて、信頼感や親近感に与えることができます。
特に士業(弁護士、司法書士、行政書士など)では何より信頼が大事です。服装やポーズは十分に気をつかいましょう。時どき腕組みをして写真を撮っている方もいますが、相手を威圧している印象を与えやすいのでやめておきましょう。
撮影の際は、全体的に明るい場所で撮影するのがポイント。光の明暗差が大きいと重々しい印象を与えてしまいます。
一般的な人物写真では、あえて逆光での撮影をすることもありますが、少し角度のついた半逆光で撮ると立体感を表現することができます。きれいに表情が見えるにように、光には十分気をつけましょう。
2)業務の紹介写真
業務内容を紹介する写真は、文字だけでは伝わりにくい現場の雰囲気を伝えることができ、訪問者の関心を高められます。
業務内容の写真を撮る際は、普段の場面を撮影するのがポイント。業務の雰囲気を伝えたいのに、スタッフがカメラ目線を意識していたり、ピースサインをしていては雰囲気が伝わりません。カメラを意識していない場面を撮影しましょう。
また普段の様子を撮影といっても物が乱雑に散らかった様子は印象がよくありません。一度整理して撮影するようにしましょう。
また引きと寄り、ふたつのパターンも撮影しておくのがおすすめ。手元の作業の様子だけでなく、業務風景全体も撮っておくとより豊かな情報を伝えることができます。
3)社員(スタッフ)の紹介写真
そこで働く社員(スタッフ)を知ることで、見込み顧客に対して安心感を与えられ、訪問者の記憶にも残りやすくなります。
社員撮影では、スタッフの集合写真では目線を合わせるのがポイント。目線がバラバラだとスタッフ間の雰囲気が伝えられません。マスクは外して柔らかい表情で撮影しましょう。
また写真紹介の写真は頻繁には更新しませんので、季節感が出ないようにします。季節感を感じさせない服装や季節を感じさせる背景や小物が背景に写り込まないように注意しましょう。
まとめ
今回はホームページの印象を決める大事な要素のひとつ、人物写真に絞りその撮影ポイントを解説しました。
それが何のための写真なのか、どんなことを伝えたい写真なのかを考え、その目的に合った写真を撮影するようにしましょう。
適切な写真は、訪問者の興味を惹き、信頼を得る重要な要素なのでぜひ、一度自社の人物写真を見直してみてください。