総務省が発表している「通信利用動向調査報告書」(令和元年)によると、自社のホームページを開設している企業は89.7%。
多くの業種で9割以上の企業がホームページを開設しています。
もはやホームページは、あって当たり前の時代。ただ存在するだけでは他の競合サイトに埋もれてしまい、成果は期待できません。
ホームページをこれから作る人も、リニューアルする人も、まずは目的を明確にすることから始めましょう。
今回は、ホームページの目的をテーマにお話していきます。
◆ホームページに目的の設定が必要な理由とは?
何かを達成するには、目的(ゴール)はっきりさせることが大切です。
目的を明確にすれば、そのために何をすべきかが見えてきます。
ホームページ制作でもそれは同じです。
たとえば「問い合わせ件数を増やしたい」という目的であれば、問い合わせをしたくなるコンテンツを作ったり、問い合わせをしやすいデザインを考えることができますよね。
深く考えることもなく、
- 目を引くお洒落なデザインで…
- 競合する企業と似た雰囲気で…
- 会社パンフレットと同じような内容で…
といった企業側の都合だけでホームページを作ってしまうと、ユーザーにとって役に立たないホームページになってしまいます。
ホームページに訪れる人は、自身の問題を解決するためにアクセスします。腰痛を治したい人であれば、「腰痛+治療院+(地域名)」といったキーワードで検索し、どんな先生が、どんな治療を、いくらで施術してくれるのか、詳しい情報を知りたいと思っていることでしょう。
その人たちに「来院をしてもらう」ためには、得意とする治療方法を詳しく説明したり、予約しやすい導線を作ることで、成果をあげられるようになります。
◆ホームページの代表的な5つの目的
ホームページの目的(ゴール)を決めるには、ホームページに訪れたユーザーにどんな行動をしてほしいかを考えるのがポイントです。
ここでは代表的な5つの目的を紹介します。
あなたのホームページの目的を明確にする参考にしてくださいね。
1)お問合せ&資料請求
ホームページからの問合せや資料請求を目的にすることで、その後の商談につなげることを目的としたホームページ。
特に法人向けのビジネスを提供している企業は、商品も比較的高額です。
まずはお問合せをしてもらい、提供する商品をよく理解してもらことが大切です。
2)店舗集客
実際にリアル店舗を運営しており、お客さんに来店してもらい商品(サービス)を購入していただくことを目的としたホームページ。
定期的な情報発信にあわせて、スマホを見て迷うことなく来店できるように案内をするのも対策のひとつ。ボタンひとつで予約可能にすれば、集客効果をより高められます。見込み顧客が検索する場面をイメージしてホームページを設計しましょう。
3)採用活動
自社が求める有能な求職者を集めることを目的としたホームページ。
求人サイトでは、掲載できる情報量は限られていますが、自社サイトでは制限がないことが強みです。
仕事の内容、職場の雰囲気、実際に働いている人の声などを掲載することで、求職者は採用後の自分をイメージすることができます。採用専門サイトを用意すれば、SEO的にも効果的です。
4)情報発信
自社サイトをオウンドメディア化して、見込み顧客から共感を獲得し、集客や問い合わせにつなげることを目的としたサイト。
見込み顧客が知りたい情報や役に立つ情報を発信し続けることで、売上げアップにつなげていきます。弊社でもホームページ作りで役に立つ情報をたくさん発信していますので、ぜひゆっくりとホームページを覗きにきてくださいね。
5)ショッピングサイト(ECサイト)
ホームページに決済機能をつけて、商品を購入してもらうことを目的としたサイト。
商品を直接お客様に販売できることが強みですが、どの分野も競合が多いので、成果を上げることは簡単ではありません。
まとめ
ホームページで成果をあげるには目的の設定が大切です。
目的を設定するコツは、自社サイトを訪れたお客さんにどんな行動をして欲しいか考えること。
目的が明確にすれば、サイト構築の方針も決まってきます。