235 ホームページに「経営者のプロフィール写真」を載せる?

さて、あなたは自社のホームページに経営者の顔写真を載せていますか?
誰でも見られる場所に自分の顔を載せることに、抵抗を覚える方も多いのではないでしょうか?

一方でユーザー側の視点に立ってみると、ホームページに掲載された経営者の顔を見て、親近感を覚えた経験のある人も多いことでしょう。

まだ、載せるかどうか、迷っている方もいらっしゃるかもしれませんね。 そこで、今回は経営者の顔写真をホームページに載せる効果についてお話していきます。

◆経営者の写真を載せるべき3つの理由

結論からいえば、ホームページには経営者の顔写真を載せるべきです。

ブランディングに関する調査活動を積極的に行っている株式会社ESSPRIDEが行った「社長のブランディング」調査によれば、一般社員200人の約8割、社長200人の6割以上が、ホームページに社長の顔写真があるほうが安心できると回答しています。

こうした調査結果からも、顔写真があるほうが好印象を与えられることは明らかです。以下に顔写真を載せた方がよい3つの理由をまとめました。

1)見る人に安心感や信頼感を与えられる

顔写真を出すことは、責任の表れです。顔写真が無ければ、「載せられない事情」があるのかも、と感じる人もいます。

ホームページには、企業の経営理念を掲載している場合も多いと思いますが、どんな顔の経営者かわかると、その伝わり方も変わってきます。

顔の見えない相手には誰もが警戒するものです。この人なら信じられそう、仕事ができそう、といった印象を与えましょう。

2)社長の人柄が伝わると集客につながる

ホームページで社長の人柄に親しみを感じてもらえると、集客にもつながります。特に顧客との結びつきの深い、中小企業や個人事業主には効果が期待できます。

  • 「この社長の会社だから購入したい」
  • 「この経営者が好きだから、また購入したい」

といったファンを増やす効果が期待できます。

3)求職者に経営者の人柄をアピールできる

先述のESSPRIDE社の調査で、「顔写真がある会社」と「顔写真がない会社」、どちらの会社で面接を受けたいかという問いでは、約8割が「顔写真がある会社」と回答しています。

求職者も経営者の顔写真によって、人柄や親しみを感じられたら安心して応募することができます。

◆どんな写真の載せればいいか

第一印象重視で明るく清潔感のある写真を

写真をパッと見て、小汚い恰好だったり、胡散臭い印象を与えてしまうと、そのイメージはなかなか拭うことはできません。清潔感があり、お客さんに微笑みかける意識をして撮影しましょう。
撮影時は、自然な笑顔が出る雰囲気作りにも心配りしましょう。

なるべくプロにちゃんと撮ってもらう

経営者のポートレートは、なるべくプロに依頼してちゃんと撮ってもらいましょう。素人っぽい写真では、その企業の商品(サービス)のクオリティも低いという印象を与えかねません。

人柄を伝える工夫も効果あり

他社との変わりないありきたりの写真では、深く印象づけることができません。その経営者がどんな印象を与えたいのか考えてみましょう。

例えば、
若手社員と笑顔で打合せをしている姿
作業着を着て現場に出て働く姿 など

いかにも「社長です!」という印象を覆すことで、人柄や個性が伝わる写真を意識すれば、親近感が増して好印象を与えられます。

社員の顔写真を載せる?

では、社員の写真は載せたほうがよいのでしょうか?社員についても、社員の理解を得られるなら、掲載しましょう。

担当者の顔がわかれば、それだけでも安心感が生まれ、問い合わせのハードルを下げることができます。

◆まとめ

今回は企業のホームページを載せるべき理由について解説しました。
これまで自社のホームページに経営者の顔を載せていなかった方は、ぜひこの機会に写真を撮ってみてください。

第一印象では好印象を与えられる写真を心がけ、社長の個性が伝わるように工夫してみましょう。