231 コンテンツマーケティングとは?

さて、情報の入手方法の多様化に伴い、テレビ、ラジオ、新聞、雑誌など、従来のメディアと触れる時間が年々減り続けています。

一方で、スマホやタブレット端末と触れる時間は年々増えています。
ホームページやSNSなど、誰でも気軽に情報を発信できるようになった今、中小企業でもお金をかけずに集客できるコンテンツマーケティングへの注目度が高まっています。

消費者の変化に対応して集客するために、まずはホームページを活用したマーケティングの重要性を理解しておきましょう。

◆コンテンツマーケティングとは?

コンテンツマーケティングとは、ユーザーにとって役に立つコンテンツを提供することでホームページに呼び込み、ファンを育て、問合せや資料請求、商品購入へとつなげていく施策を指します。

ユーザーが抱える問題を解決するコンテンツを発信することで、これまで自社商品を知らなかった客層にもアプローチすることができます。

◆コンテンツマーケティングをすべき理由

では、企業がコンテンツマーケティングをすることで、どんなメリットが得られるのか、取り組む理由を具体的にあげていきます。

1)検索エンジンは「良質なコンテンツ」を評価する

ホームページを制作しても訪問者がいなければ、その効果は発揮できません。検索エンジンに評価され、検索上位に表示されるページが増えれば、それだけ窓口が増えることになり、サイトへの流入が期待できます。

Googleなどの検索エンジンが評価する「良質なコンテンツ」とは、ユーザーが抱える問題の解決方法を根拠と共に明示していること、かつコピペではなくオリジナルであることが条件です。

2)役に立つコンテンツは、長期的な流入を得られる資産になる

通常、メディアの広告は掲載期間が終われば、消えてしまい、それ以上は誰の目にも触れることはありません。

しかし、ユーザーから役に立つ情報だと価値を認められたコンテンツは、いつまでもWeb上に残り続けます。つまり、常にあなたのホームページに集客し続けてくれる資産となるのです。

3)従来のメディアに比べて低コストで発信できる

テレビCMはもちろんこと、新聞や雑誌広告にしても掲載費用は非常に高額になります。しかし、自社サイトで展開するコンテンツマーケティングは低いコストで始めることができます。

4)SNSを活用した集客が期待できる

近年では、企業がTwitterやInstagramなどのSNSを運用するケースが増えてきました。ホームページで掲載したコンテンツは、検索からの流入だけでなく、掲載コンテンツのシェアなど、SNSによってより幅広い層へと拡散することが可能です。

5)顧客になっていない潜在層のユーザーに情報を発信できる

コンテンツマーケティングでは、まだ商品購入の検討段階に入っていない潜在層に向けて情報を発信することができます。悩みを抱えているユーザーは、その課題解決のためインターネットを検索して偶然あなたのサイトに訪問するかもしれません。

あなたのサイトに有益な情報が掲載されていると分かれば、そのユーザーはファンとなり、商品購入を検討するようになるでしょう。

◆注意しておくべきリスク

1)継続してコンテンツを発信しなければならない

掲載するコンテンツは、何でもよいわけではありません。スタッフの個人的な趣味の話などを発信しても意味はありません。

有益なコンテンツを更新し続けることは、負担に感じられるかもしれません。場合によっては、外注することも検討してもよいでしょう。

2)すぐに成果として実感できない

有益なコンテンツを掲載し、SEOが効き、検索上位に表示されるようになるまでには数ヶ月ほど時間がかかります。

次第にアクセスが増えても、ユーザーがあなたのサイトのファンになり、購入するに至るまでにはさらに時間がかかるでしょう。
すぐに目に見える成果が見えないと不安になりますが、辛抱強く継続しましょう。

◆まとめ

今回は、中小企業がコンテンツマーケティングに取り組むべき理由について5つのポイントに絞って解説しました。

すぐに成果は感じられませんが、誰でも取り組める集客手段です。
ユーザーから必要とされる有益なコンテンツを作り続ければ、いずれはその効果が現れるはずです。
ぜひ、自社にとって資産となるコンテンツを作り始めましょう。