222 他社サイトを参考にする方法

時間をかけてホームページを開設したのに、思うほどの成果を得られないとしたら、皆さんはどうやって改善しますか?

問題を抱えた自社のホームページといくらにらめっこしていても、改善のヒントは見つけられません。
今回は、ホームページの改善方法についてお話していきます。

◆他社サイトを参考にする意味

冒頭にお話した通り、主観的な視点から自社サイトの改善点を見つけようとしても、なかなか見つけられるものではありません。

そのような場合、競合する他社のサイトを参考にして、客観的に自社サイトを見直すことが最善の策となります。
これをマーケティング業界では、ベンチマーキングと呼びます。

こうした考えは今に始まったことではなく、中国最古の詩篇『詩経』の中でも「他山の石」という言葉があったり、世阿弥による『風姿花伝』の中にも「上手は下手の手本、下手は上手の手本なり」という言葉があります。
他者に目を向けることは、自己をより良くしていくための定石なのです。

つまり、これをホームページに置き換えるならば、競合する他社サイトと自社サイトを比較して、他社の優れたところを取り入れていく、ということになります。

成果をあげている企業のサイトをベンチマーキングすれば、その企業を目標として少しずつ差を詰めていくことも不可能ではありません。

◆参考にすべき【4つ】のホームページ

競合他社サイトといっても、業種によっては無数にあり、どのサイトを参考にすればよいか困る方もいるかもしれませんね。

自社サイト改善のために参考にすべきサイトは下記4つのタイプです。

その1>ユーザー属性が同じ、または近いホームページ

ユーザー属性とは、年代や性別、収入、趣味趣向など、ユーザーの持つ性質のこと。
例えば、50代、管理職、健康に不安を抱えている、といった具合です。

ユーザー属性によって最適なアプローチ法は異なるため、自社と同じか、なるべく近いユーザー属性のホームページを選びましょう。

その2>自社にないコンテンツを掲載しているホームページ

例えば競合する他社が、自社では掲載していない事例紹介のコンテンツを掲載しているなら、そのコンテンツを載せるメリットや効果を考えてみましょう。

もし、他社の事例紹介ページで成果が上がっているなら自社でも、同様のコンテンツの作成を検討しましょう。

その3>自社とテイストの合いそうなデザインのホームページ

「自社とテイストの合う」というのは、主にデザイン面を指します。

写真、動画、文字、色合いなど、自分が見たくなるサイトに対しては、「なぜ良いと思ったのか?」「どこが使いやすかったのか?」など、一度言語化して参考にしたい点を洗い出しましょう。

その4>自社の事業規模よりやや大きい、競合他社のホームページ

参考にすべき企業サイトは、自社と同じくらいの事業者かやや大きい競合他社を選びましょう。

なぜなら、事業規模が違いすぎると、時間や社員数、費用の面で参考になりにくいからです。

◆まとめ

今回は競合する他社サイトを分析して、自社サイトを改善する方法についてお話しました。

思うようにホームページで集客できていない方は、ぜひ参考にしてホームページの改善をはかってみてくださいね。