さて、皆さんはホームページの記事を作成するうえで、「見出し」の作成にどれほど気を配っていますか?
的確に見出しをつければ、サイト内の文章を読みやすくすることと、SEO対策という2つの効果を期待することができます。
もし、これまで何となく見出しをつけていたのなら、見出しの付け方を見直してみることをおすすめします。
◆インターネット記事は見出しが重要
見出しとは、文章の要点を章や節ごとに簡潔にまとめた部分を指すもの。
多くの読者は、見出しをひと目見てそれが自分にとって有益なものかどうかを判断します。
せっかく有益な記事を作成しても、見出しが的確でなければ、すぐに離脱を招く可能性が高まり、検索上位に記事を表示させることも困難です。
インターネット上の記事の場合、見出しは「見出しタグ」と呼ばれるhtmlタグで囲みます。見出しタグで囲まれたテキストは、他のテキスト と比べて大きな文字で表示されますが、単純に文字を大きくすることとは意味が異なります。
この見出しタグは数字が小さいほど重要度が高く、からまで6種類があります。例えば、htmlでは下記のように表記されます。
<h2>インターネット記事では見出しが重要</h2>
CMSで記事を作成する場合や制作会社に更新を依頼する場合は、直接タグを打ち込む機会は少ないと思いますが、見出しへの意識を高めるうえでは理解しておくと良いでしょう。
◆「答え」を示し、内容への興味を引く、見出しのコツ
インターネット上の記事では、見出しによってテキスト内のどこにどんな内容が書かれているのかを示すことが大切です。
なぜなら閲覧者は、タイトル、見出し、本文の順で目を通していくため、例えタイトルに興味を持っても見出しで読者の関心を掴むことができなければ、その時点で離脱に繋がりかねないからです。
思いつきで書いた見出しでは、読者の関心を引くことは難しいもの。
読者の関心を持たせるには、先に答えを示してあげることが効果的です。
そうすれば、その詳細を知りたい読者は自然と内容を読み進めてくれます。
◆見出しでSEO対策する方法
的確な見出しはSEOにおいても効果が期待できます。
なぜなら、検索サイトのクローラーは、記事のタイトルだけでなく、見出しの内容を重視するからです。
ですから記事の見出しには、狙っているキーワードを含ませることが効果的な見出しのコツとなります。
また検索エンジンは、より頭に配置されているキーワードを重視する傾向があるため、見出しの頭の方にキーワードを置くとよいでしょう。
◆見出しをつける際に注意すべき5つのポイント
読みやすさとSEO、2つの点で効果を発揮する「見出し」ですが、やみくもに付けておけばよいというものではありません。
下記に注意しておくべき5つのポイントを紹介します。
1)ひと目見ただけで内容がわかるようにすること
先述のとおり、閲覧者が最初に見た瞬間に記事全体の内容が把握できることが大切です。ひと目見てどんな内容が書かれているかがはっきりとわかれば、離脱を防ぎ、最後まで読んでもらえるでしょう。
2)見出しの文字数が長くなり過ぎないようにすること
これも1と同様の理由です。文字数の多い見出しでは、瞬時に概要を理解することはできません。
瞬時に理解できる程度の簡潔な見出しを付けましょう。
3)文字を大きくするために使わないこと
見た目を調整する理由で、見出しタグを使ってはいけません。検索エンジンの評価を下げる原因になりかねません。
4)「見出し1(<h1>)」は、1ページにひとつ以上使わないこと
見出し1のタグは基本的に、タイトルに使われるものです。
ですから、<h1>というタグは、1ページにひとつしか使いません。
HTML5では複数使えますが、ページ内に複数のh1が存在すると、そのページの一番の見出しがどれだかわかりにくくなってしまうため、h1は1ページに1つにしましょう。
5)見出しタグの順番(1~6)は厳守すること
見出しタグは、コンテンツの階層構造を正しく示すためのものです。
ですから、例えば<h3>の階層下に<h1>やを設定するなど、順番を無視した設定をしてはいけません。
タグの順を無視すると、検索エンジンの評価を下げる可能性があります。
◆まとめ
今回は、見出しタグについて説明しましたが、ご理解頂けましたでしょうか? 記事を作成したら、内容だけでなく、しっかりと効果的な見出しがつけられているかチェックしてみましょう。