今回は「メールマーケティング」のメリットと、令和時代 を迎えた現在の最新トレンドをご紹介していきます。
◆メールマーケティングとは?
メールマーケティングとは、企業が自社の持つ顧客リストに対して、 「メール」を配信することでコミュニケーションをはかり、集客などの 目的達成を目指すものです。
90年代の終わり頃に登場して以来、現在でも企業と消費者をつなぐ重 要なコミュニケーションツールとなっています。
◆メールマーケティングの種類
メールマーケティングと、ひと言でいってもいくつかの種類があること をご存知でしょうか? 主に下記の4種類となっています。
1)メールマガジン
顧客リストに登録されたユーザーに対して、定期的に役に立つ情報やお 得なセール情報を一斉に配信するものです。
2)ステップメール
ステップメールとは、ユーザーに対して段階的にメールを配信していく 方法です。
例えば、
- 1週目は基礎編
- 2週目は中級編
- 3週で上級編
といったよう に配信内容を変化させて、商品の購入や成約を目指すものです。
3)ターゲティング(セグメント)メール
ターゲティングメールとは、性別や年齢、居住地域、趣味趣向などの 属性を絞って配信するメールのことです。
顧客の属性に合致した配信を行うため、メールの受け手の関心を引きや すく、配信解除のリスクも低くなります。
4)リターゲティングメール
リターゲティングメールでは、Webサイトへの「アクセス」や「離脱」、 メールの「開封」や「クリック」といった「行動情報」を条件に配信 するターゲットを選択して配信するものです。
◆メールマーケティングが生き残っている理由
誰もがスマホを持つようになった現在では、企業もSNSからコンテンツ を発信するようになりました。
それでもメールマーケティングが、企業と消費者をつなぐ重要なコミュ ニケーション手段であり続けているのは、以下の理由によるものです。
- 重要なお知らせは必ずメールで届くため、「メールチェック」とい う習慣は健在だから。
- メールは、文字制限がなく、表現できる内容の幅や掲載できる情報 量がSNSに比べて圧倒的に多いから。
- メールマーケティングは、マーケティングの基本であるターゲティ ンを高いレベルで実践できるから。
◆メールマーケティングの最新トレンド
それでは、最近のメールマーケティングのトレンドをご紹介します。
1)メール本文の短文化
最近のメルマガの役割は情報をたくさん見せることから、Webサイトへ に誘導へ変わってきました。 ユーザー側もスマホでの閲覧が増えた影響もあり、長いメルマガを敬遠 するようになってきました。
2)双方向性のあるメールを作成
メルマガでは、配信側の伝えたい情報だけを一方的に伝えがちです。
最近は、お客さまとの信頼関係を築くために、「お客さまの声」を紹介 したり、アンケートやクイズを交えて、コミュニケーションを深める ことがトレンドとなってきました。
3)ターゲティング(セグメント)配信
これは、メールマーケティングの種類でも紹介した、ターゲティング (セグメント)が盛んになっている、ということ。
個々の性別・年代・興味や行動履歴、ニーズなどに合わせて、内容の 異なるメールを配信することで、「これは自分に関係のある情報だ」 と感じてもらい、開封率や精読率を向上させるのです。
今回は、メールマーケティングついてご紹介しましたがいかがでしたか?
トレンドをおさえつつ、メールマーケティングを実践して、 成果をあげていってくださいね。