204 「顧客ライフサイクル」とは?(前編)

さて今週からは、2回にわたって「顧客ライフサイクル」についてお話 しします。

「顧客ライフサイクル」とは、”人が商品を認知してから、リピーターに なっていくまでの過程”を指します。

今回は、この一連の流れを6つのプロセスに分け、前半部の3つ(認知・ 興味・検討)、それぞれのポイントを解説します。

顧客ライフサイクルを理解すれば、自社のマーケティングの改善点を見 つけやすくなります。ぜひ参考にしてみてください。

◆顧客ライフサイクルの6つのプロセス

顧客ライフサイクルの6つのプロセスを時系列で並べると、以下のよう になります。

1.認知 → 2.興味 → 3.検討 → 4.購入 → 5.維持 → 6.応援

Webでの成果があがらない時には、この6つのプロセスのいずれかに問 題があります。

◆1.認知…まずは自社商品を知ってもらう

あなたがどんなに素晴らしい商品(サービス)を用意しても、それを知 ってもらわなくては何も始まりません。

商品を知ってもらう方法としては、かつてはチラシを配ったり、看板を 立てたりするのが一般的でしたが、インターネットの場合はもっと豊富 なバリエーションが考えられます。

ユーザーにとって有益な記事をブログに載せて更新したり、Facebookや TwitterなどのSNSも活用して、多くの人にあなたの企業や商品を認知し て貰いましょう。

◆2.興味…商品を知った人を見込み客にする

せっかくあなたの商品を知ってもらえたのですから、それだけで終わら せてしまってはもったいないですよね。
自社の商品を買う可能性のある人=見込み客になってもらいましょう。

そのためには、あなたの提供する商品への「興味」と「理解」を深めら れるコンテンツを用意しておくと良いでしょう。
具体的には、メールマガジンや無料の資料などです。

商品に興味を持って、メールマガジンを申し込んだり、資料請求した人 たちは、たとえ直ぐに購入にむすびつかなくても、次のステップへと促 すことができます。

◆ステップ3.検討…見込み客を育てる

このステップは、自社商品に興味を持った見込み客が、購入するかどう かを検討する段階です。

本当に自分にとって必要な商品か、他社よりも安くて便利な商品か、 など、見込み客が検討するポイントは多数あります。
ここでは、いかに「買いたい!」と思わせるかがカギです。

見込み客を顧客に育てていくには、メルマガなどを活用してあなたの商 品の良さをよく知ってもらうことが大切です。

たとえば、他社との具体的な比較事例などを示して自社商品の優れてい る点をわかりやすく説明するのも効果的でしょう。

次回は、4.購入 → 5.維持 → 6.応援の後半3つのステップを解説します。
それでは、次回もお楽しみに。