101 SEOに効果的なディスクリプションの書き方

今回は「SEOに効果的なディスクリプションの書き方」についてです。

ディスクリプションというのは、ホームページの説明文のこと。

適切なディスクリプションを設定することで、ユーザーの興味関心をひ き、検索サイトからのアクセスアップにつなげることができます。

◆ディスクリプションとは

ディスクリプション(description)とは、「記述」「説明」という 意味の英単語です。

ホームページにおけるディスクリプションとは、そのページの概要説明 のことです。

検索サイトを利用するときに、検索結果にページのタイトル、URLと ともに、短い文章が表示されますね。 それがディスクリプションです。

たとえば、「NextCms仙台」というキーワードで検索をすると、 1件目に当社のホームページが以下のように表示されます。

NextCms仙台-ホームページ担当者が学ぶ・オンラインホームページ作成教室
https://nextcms.kbhoho.com/

当社は、ホームページ担当者が学ぶ、オンラインホームページ作成教室「NextCms仙台」です。 パソコンの基本的スキルがあれば、約90日でホームページを「作成」「更新」できるようになれます。

1行目がタイトル、2行目がURL、そして3行目以降がディスクリプ ションとなっています。

◆ディスクリプションとSEOの関連

ディスクリプションは、ホームページの見た目には全く反映されません。

かといって、ディスクリプションを設定したことで検索サイトでの表示 順位が上がるかというと、それもまた一概には言えません。検索サイト の仕組みはその時々で変わるので、ディスクリプションと表示順位は関 連しているという人も、特に関係がないという人もいます。

それではなぜ、ディスクリプションの設定は重要なのでしょうか。

ひとつだけ間違いなく言えるのは、魅力的な説明文が書いてあると検索 サイトでのクリック率が上がるということです。

あるキーワードを検索したときに、似たようなタイトルのページが並ん でいて、どのページを開くか迷った経験はありませんか。

こういう場合は、1位に表示されているホームページへアクセスが集中 します。

しかし、もし検索結果一覧の中に、ページ概要がわかりやすく書かれて いるホームページがあったらどうでしょうか。

自分の知りたいことが確実に載っているページだとわかれば、表示順位 が1位ではなくてもクリックするでしょう。

アクセスの増加は、検索エンジンにおけるホームページの評価アップに つながります。

ということは、表示順位の決定に直接関わっていないとしても、間接的 にSEOにつながっているといえるのです。

◆ディスクリプションを書くときに気をつけたい3つのポイント

それでは、具体的な書き方を見ていきましょう。

ディスクリプションを書くときには、いくつかコツがあります。

今回は、特に大切な3つのポイントに絞ってお伝えします。

  1. 重要なことは50文字以内におさめる
  2. ディスクリプションはページごとに変える
  3. ユーザーが求めている情報を伝える

◆1)重要なことは50文字以内におさめる

検索結果に表示されるディスクリプションには、文字数の限度がありま す。

パソコンからのアクセスだと110文字程度表示されますが、スマート フォンでは50〜60文字程度。

つまり、パソコンで表示できる110文字いっぱいまで書いたディスク リプションは、スマートフォンからアクセスすると後半が省略されて読 めなくなってしまいます。

スマートフォンのユーザーにも内容がしっかり伝わるように、特に重要 なことは最初の50文字以内におさめましょう。

◆2)ディスクリプションはページごとに変える

ディスクリプションは、ページの概要を説明したものです。

このディスクリプションが完全に同じページが複数あると、内容が同じ ページが複数あるのだと検索エンジンは判断してしまいます。

SEOでは、充実したコンテンツが求められています。

つまり同一のディスクリプションを複数ページで使うことは、ホームペ ージの評価の低下につながるのです。

同じディスクリプションを複数ページに設定するよりは、空白のほうが いいでしょう。

面倒だからと、同じ文章をコピペするのは厳禁です。

◆3)ユーザーが求めている情報を伝える

全てのページに対して、ディスクリプションを書かなければいけないこ とがわかりました。

しかし、1ページの内容を100文字前後に要約しようと思うと、これ がなかなか至難の技です。

特にページ数が多い場合は、「そこまで手がまわらずディスクリプショ ンは設定していない」という話も聞きます。もったいないですね。

しかし、実は、ページの内容を要約する必要はないのです。

ディスクリプションを読むのは、なにか知りたいことがあって、これか らホームページに来るかもしれない人です。

その人が知りたいのは、このページにはどんな情報が書いてあるのかと いうこと。

実際の情報は、ホームページに来てから読んでもらえばいいのです。

また、一般的には文章形式のディスクリプションが多いですが、実は箇条書きでも構いません。

ユーザーが求めている情報をどれだけきちんと伝えられるかがいちばん 大切なのです。

新しくページを増やしたときや、ページの内容を変えたとき。 または、ホームページを作ってから時間が経っている場合は、ぜひ見直 してみましょう。

さきほどの3つのポイントに沿って、改善できる点が見つかるかもしれ ません。

自サイトを検索するとどう表示されるかすぐにわかりますので、この機 会にぜひ一度確認してみてくださいね。