095 無料のホームページ制作ツールを使うなら、知っておきたい３つのこと

今回は、「無料のホームページ制作ツールを利用するときに、知っておきたいポイント」を３つご紹介します。

皆さんの中にも、「スタートアップで予算もないから、無料のホームページ制作ツールを使って、自分でホームページを作ろうかな」と考えたことがある方がいるのではないでしょうか？

または、「イベントやキャンペーンの一時的なページだから、ブログのようなツールを使って無料で作ろう」というケースもあるかもしれません。

昨今では、ホームページを制作するための便利なツールやシステムが増え、選択肢も広がりました。

では、そのようなツールを利用するときに考えておきたいポイントとはいったいなんでしょうか？

◆知っておきたいポイント３つ

ここ数年で登場したホームぺージ制作の無料ツールは、インターネットやホームページについての専門知識は必要ありません。

ＨＴＭＬやＣＳＳなどを知らなくても、文字の入力や画像の取り扱いなどができれば、簡単にホームページを開設できます。

ですが、無料ツールでは、「全部の作業を自分でやる」のが基本です。

デザインやレイアウト、文章や写真の配置を考えるのも、１ページ１ページ手作りするのも、全部自分一人でやらなければいけません。

そして無料ツールでは、電話サポートは、ないのが前提。

やり方がわからなければ、自分で調べるか、メールで問い合わせしなければいけません。

それが、ホームページ制作をやったことがない人にとっては意外と大変。時間も非常にかかってしまいます。

自分の作業コストとかかった時間を考えたら、業者に頼んだ方がよかったかも、という話も時折聞きます。

「簡単」だけど「仕上げるには時間がかかる」。その前提で時間の確保が必要だということを認識しておきましょう。

無料の制作ツールやシステムはどんどん改良されてきており、少し前に比べると格段に機能が充実してきました。

デザインやレイアウトをきれいに仕上げることもできますし、無料ツールとはいっても、それなりのホームページを作ることができるようになりました。

ただしそれは、ツールが提供する「一定のフォーマットに従って作る場合」のこと。ちょっと違うことをしようとすると、急につまずいてしまうケースが多いのです。

例えば、「このような表示方法だと、電話問い合わせが増えるらしい」というノウハウを得たとします。ところが、それをホームページに反映したくても、やり方がわからない・・・

もしくは、自由度が低くてそもそも実現できない、という場合もあります。

簡単だけど、できることはある程度限られていることを理解しておきましょう。

無料ツールの場合、突然サービス内容を変更したり、サービス自体を中止すると言われても、仕方がないという側面があります。

あくまでも無料で借りている、という前提から、そのようなことがあることも想定しておかなければいけません。

ビジネス用ホームページの場合、突然、来月でホームページのサービスを止めます、と言われたら大変です。

作ったホームページをどこへ移動するのか？そもそも移動できるのか？最初からやりなおしか？など、いろいろな問題が発生するでしょう。

無料ツールの規約を確認すると、サービスの中止終了はサービス提供側が実施でき、それによって損害が発生しても、一切の責を負わない、と明記されています。

もちろん、多くのサービスはそのようなことのないよう運営されていると思いますが、頭の片隅に置いておくことをおすすめします。

以上、無料のホームページ制作ツールの利用を検討するときに、知っておきたいポイント３つをご紹介しました。

「小さく始めて大きく育てる」と考えたとき、無料のホームページ制作ツールを利用することは、必ずしも悪い選択ではありません。

ただし、かかる時間やできることの範囲については、あらかじめしっかり把握したうえで、取り掛かることをおすすめします。

なお、【NextCms】は、無料ではなく「有料」のホームページ制作サービスです。

有料ではありますが、お支払いいただいた費用の10倍の売り上げが返ってくるサービスだと自負しています。