ところで、ホームページで、「事例紹介」というコンテンツを目にした ことはないでしょうか?
「事例紹介」のコンテンツは、「事例」のある会社では、ほぼ用意され ています。なぜ多くのホームページに用意されているのでしょう?
今回は、このホームページに用意することの多い「事例コンテンツ」に ついて、用意するメリットや、コンテンツの質を上げる方法をご紹介し ます。
◆事例コンテンツのメリット
多くの企業ホームページで用意されている事例紹介のページ。
ありきたりだと思われるかもしれませんが、どこでも用意しているとい うことは、効果のあるキラーコンテンツである証です。
そのメリットはどこにあるのでしょうか。メリットは主に3つあります。
(1)自薦ではなく他薦
ひとつめのメリットは、事例紹介が自薦ではなく他薦のコンテンツであ るということです。
ホームページの内容や文章を考えるとき、どうしても製品を紹介する側 は「この商品のよさはここです!」と売り込みになってしまいがちです。
そんななかで事例紹介は、お客様側からの視点で製品を語ることができ ます。そのため説得力があります。
(2)更新が続けやすい
ふたつめのメリットは、更新が続けやすいコンテンツだということです。
その製品が売れている限り、事例はずっと出続けますので、コンスタン トに新しいコンテンツを作っていけます。
ホームページは作ったけど、一体何を更新していいかわからない、とい う方にはぴったりのコンテンツです。
(3)SEOにもなる
しっかり作りこまれた事例ページは、SEOのロングテール対策にもな ります。
事例ページやインタビューには自然に、製品に関連するいろいろな言葉 が含まれてきます。ニッチな言葉や業界独特の言葉などが含まれている 場合もあります。
その積み重ねによって、ひとつひとつの検索数は少ないけれども、たく さんの言葉で検索結果にヒットさせることができます。
◆事例コンテンツの質を上げるには
事例紹介は、ただお客様の会社名や名前などが掲載されているだけでは あまり効果はありません。
では、質を上げるにはどのような取り組みをすればよいでしょうか? ここでは2つの取り組みをご紹介します。
(1)事例に協力的なお客さまを見つける
質のよい事例コンテンツを作るには、お客さまの協力が不可欠です。
営業段階からある程度目星をつけておくとよいでしょう。
快く引き受けてもらえるような関係性を作っておくことや、製品の品質 を上げることも大切です。
(2)インタビューする
質の高い事例コンテンツを作るには、お客さまへのインタビューやヒア リングが必要です。
メールや書面でもらったものをそのまま掲載するより、ヒアリングした 内容を書き起こすほうが、より知りたい内容が書かれた事例コンテンツ になります。
お客様に聞き取る項目を決めておき、あらかじめ考えてもらってからイ ンタビューすると、話を引き出しやすいので試してみて下さい。
<項目の一例>
- 導入の背景
- 選定の決め手
- 導入後の効果
- 今後期待すること
事例コンテンツは、営業プロセスのどの段階にいるお客さまにも高い関 心をもってもらえるコンテンツです。
質の高いものを継続的に作っていくことで、必ず効果が出てきますので、 ぜひ取り組んでみてくださいね。