081 メールマガジン活用のメリット(その2)

さて今回は、メールマガジンを活用して集客や顧客獲得を行うメリットや、 メールマガジンの効果的な使い方について解説する2回目です。

前回は、メールマガジンのメリットをご紹介しました。

▼メールマガジン活用のメリット(その1)
https://kbhoohoo.com/nextcms/080-メールマガジン活用のメリット(その1)

続いて、今回は「メールマガジンの効果的な使い方」を解説します。

メールマガジンはどのような使い方をすると成果が出しやすいのでしょうか。

◆さまざまなメールを使い分ける

ひとくちに「メール」といっても、いくつかの種類があります。 このいくつかの種類のメールをきちんと使い分けられると、成果を上げ やすくなります。

たとえば、セグメント(同じニーズや性質を持つグループ)や送るタイ ミングで使い分けるのがおすすめです。

大まかに分けると、メールの種類には、

  1. メールマガジン(一斉配信)
  2. ステップメール
  3. セグメントメール

の3つがあります。

次からこの3つについて、少し詳しく説明していきましょう。

<1.メールマガジン(一斉配信)>

役に立つ情報、イベント・セール情報などを登録したお客さまに一斉配 信するメールです。

多くの人に情報を送ることができますが、同一の内容になるため、反応 が薄くなりやすいデメリットもあります。

<2.ステップメール>

あらかじめシナリオを用意し、段階的にメールを配信する方法です。

例えば、資料請求時に1回目のメール、資料を送って1日後に2回目の メール、1週間後に3回目のメール・・・と設定します。

資料請求時:お礼メール
資料送付1日後:資料をご覧いただけましたかメール
資料送付1週間後:さらに役立つ情報をお届けしますメール

このように、状況に合わせた内容を送ることで、一斉配信よりも反応が 得られやすくなります。

このステップメールの配信には、いったんシナリオを設定すると自動的 に配信してくれるステップメール対応のツールを利用すると便利です。

<3.セグメントメール>

お客さまの属性や状況に合わせて、リストのセグメントを分けて、配信 する方法です。

セグメント別メールマガジンに対応した専用のツールを使えば、年齢層・性 別・所在地・役職など属性のほか、何回目のアクセスか、どのページか ら入ってきたか、購買意欲はどれぐらいかなど、お客さまの状態によっ て細かくセグメントできます。

セグメントを分けて、お客さまのニーズに合ったメールを配信すると、 成果は出やすくなります。

専用のツールはメールマガジンやステップメールを配信できるツールに 比べて高額ですが、今までメール販促をやってきて「さらに効果を上げ ていきたい」という場合は導入を検討してみてもよいですね。

◆配信のタイミングを工夫する

メールで成果を上げるには、配信のタイミングがとても大切です。

メルマガにしても、ステップメールにしても、セグメントメールにして も、送信者の送りたいタイミングで、好きに送っていたのでは効果は半 減します。

いつ、どんなときに、どれぐらい送るのか、戦略を立てて臨みましょう。

何曜日の何時ごろにメールを見ているのか、いつなら時間に余裕があっ てホームページまで見てくれるのか、など、メールを開封して欲しい人 のライフスタイルを想像したりリサーチしたりすることが肝心です。

◆スマホ対応する

ホームページのスマホ対応が重要であるのと同様、メールマガジンもスマホ で見られることを意識した内容や体裁にすることも大切です。

最近では、移動中の電車内や休憩中の空き時間にスマホでメールチェッ クする人も多くいらっしゃいます。

文の改行や空行をスマホで読みやすいように入れることを意識したり、 HTMLメールにしてみたり、色々と挑戦してみましょう。

対個人のサービスや商品では特に意識しておきたいですね。

※HTMLメールとは:
文字の色や大きさの指定だけでなく、画像や動画の挿入も可能な メールのこと。メール配信後の開封率も取得できます。

◆効果測定する

メールマガジンの成果を上げるには、きちんと配信後の成果を測定しておく ことが大切です。

メールを配信したら、どれぐらい開封されたか(開封率)、ホームペー ジ等へのリンクはどれぐらいクリックされたか(クリック率)などを計 測して、改善につなげましょう。

例えば、開封された時間帯などがわかると、配信時間に反映させること ができます。

効果測定ができる配信システムを選ぶとよいですね。

以上、今回は、メールマガジンの効果的な使い方をご紹介しました。

BtoBのサービスやシニア層向けの商品の場合、SNSやメッセージア プリよりもメールのほうが、まだまだ効果が高いと考えられます。

現在、メール配信に取り組んでいない方は、検討してみてはいかがで しょうか?