さて今回は「直帰率を下げるための改善ポイント」を解説します。 前回は、直帰率を下げるために知っておきたい基礎知識をご紹介しまし た。合わせてご覧ください。
▼直帰率を下げるためには?(1)直帰率についての基礎知識
https://kbhoohoo.com/nextcms/078-直帰率を下げるためには?1/
それでは、さっそく本題にうつりましょう。
◆仮説を立てる
Googleアナリティクスなどを使って、直帰率の高いページを確認したら、 ページごとに改善を進めていくことが大切です。
このページはどうして直帰率が高いのか、何をしたら下げることができ るのか、まず仮説を立てましょう。
仮説を立てる際には、以下の4つのポイントを確認してみてください。
◆1.ページの内容はユーザーの期待に応えているか
検索や広告から多くのユーザーが入ってくるページで、直帰率が高いと いう場合、ページの内容はユーザーの期待に応えているかを見直す必要 があります。
インターネットで何らかの情報を探しているユーザーは、自分の求める 情報が掲載されていないと、すぐに直帰してしまいます。
そのページを訪れるユーザーが、どのようなキーワードで検索している かを調べて、記事の内容とニーズの不一致がないか確認してみましょう。
例えば、ある不動産サイトに「泉区の家賃相場」というページがあり、 一般的な泉区周辺の家賃相場を知りたくて検索したユーザーが、その ページにたどり着いたとします。
開いたページに、その不動産が扱う賃貸物件ばかり出てきたらどうでし ょうか。
「探している情報と違った」となり、直帰率は高くなってしまいます。
このような不一致を避けるには、検索結果に表示されるページタイトル や説明文をきちんとページの内容に合わせておくことが大切です。
また、広告も同様に、広告文の内容とページ本文の内容が乖離しないよ うに気をつけて作成しましょう。
◆2.ページを見た後にとって欲しい行動が明確になっているか
ページの内容がユーザーのニーズと合っていたとしても、「次にとって 欲しい行動」がわかりやすくなっていないと、直帰につながってしまい ます。
「このページを見た人に、次にどこのページへ行って欲しいのか」を明 確にしたうえで、ページの構成やレイアウトを再度検討してみましょう。
例えば、人材育成サービスの企業ホームページで、「社員研修の必要 性」について書いた記事から入ってくる人が多いというケース。
このケースでは、「社員研修の必要性」の記事を読んだ後の、次の行動 を明示していませんでした。
せっかく記事を読んで「社員研修は重要だ」と感じても、ユーザーは次 の行動に移れません。そのため、ページの滞在時間は長いものの、直帰 率が高くなっていました。
そこで、記事の末尾で「社員研修に関する経営者向けセミナー」のペー ジへ誘導するよう変更したら、直帰率が大幅に改善されたのです。
ECサイトの場合、たくさん商品を並べすぎて、結局ユーザーがどこを クリックしていいか迷ってしまうケースもあります。
その場合、ある程度商品数を絞り、「おすすめ!」や「第一位!」など のラベリングをして意図的にユーザーを誘導することで直帰率が下げら れます。
◆3.ユーザーをイライラさせていないか
「なかなかページが表示されなくてイライラして閉じてしまった」とい う経験は皆さんもあるのではないでしょうか?
ページの読み込み時間が長いことは、ユーザーの直帰につながります。 このページの読み込み時間は、Googleアナリティクスで調査できます。
また、Googleが無料で提供しているPadeSpeed Insaightsでもページ速 度に問題がないかを簡単に調べられるので、一度調べてみてはいかが でしょうか。
▼PadeSpeed Insaights
https://developers.google.com/speed/pagespeed/insights/
ページの読み込みが継続的に3秒以上になる場合は、「大きすぎるサイ ズの画像が入っていないか」など、原因を探してみましょう。
画像サイズを小さくするなどして、読み込み速度を上げるための施策を 検討することが大切です。
画像サイズ以外にも、「ポップアップ広告が出る」「動画や音声が勝手 に再生される」といった設定は、ユーザーの直帰を招く一因となってい ます。
そのような設定をしている場合は、いったん外してみて直帰率が改善さ れるか確認してみましょう。
◆4.見た目で第一印象を損ねていないか
直帰率は、ページを開いたときの第一印象でも変わってきます。
例えば、スマホ非対応のサイトをスマホで開いたユーザーは、「文字が 小さいし読みにくい」と、直帰する可能性が高いです。
スマホ対応している場合でも、「文字ばかり多くて読みにくいレイアウ ト」だと、内容もあまり読んでもらえないまま直帰されてしまいます。
また、企業や専門家などの情報を探しているのに、デザインが素人っぽ いと、それだけで「ここは違う」と判断されてしまうこともしばしばあ ります。
見た目の第一印象はとても大切なので、トップページや直帰率の高いペ ージを開いたときの第一印象を確認し、改善できるところがないか検討 してみましょう。 PCだけでなく、スマホでも開いてみることも大切です。
以上、直帰率を下げるために確認したい改善ポイントをご紹介しました。
直帰率には、デザイン・レイアウトの見やすさも関係しています。
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