さて今回は前回に続き、中小企業のホームページが上手くいかない原因 と対策を考えていきます。
前回は、「ホームページが上手くいっていない状況」と「一番大きな原 因である人材不足」について解説しました。
それでは続きを見ていきましょう。今回ご説明するのは、
- 人材不足
- 予算が確保できない
- 効果の予測や実感ができない
- 経営層の不勉強
のうち、原因2と原因3です。
◆原因2:予算が確保できない
中小企業では、広告や広報活動に充分な予算を充てることが難しい場合 も多いです。
それでも、予算がなくてもホームページは必要だと思って費用を抑えて 作ると、
- 自作の素人っぽいホームページ
- 情報の薄い1ページだけのホームページ
などになってしまい、かえってユーザーの信頼を損うケースもあります。
もちろん無駄なコストは省くべきですが、成果の出せる、信頼に足る ホームページを作るには、ある程度の費用がかかります。
ホームページは今後の集客には必要になってくるものなので、社内の費 用を一度見直して、ある程度ホームページに回すことも検討してみては いかがでしょうか。
◆原因3:効果の予測や実感ができない
効果の予測や実感が難しいことも、中小企業のホームページ活用が進ま ない原因のひとつです。
大企業では、ホームページに限らず、広告活動は必ず、その効果を予測 し、実際どうだったかを計測します。それによって予算を立てることも できます。
中小企業では、そこまで手を回すのは人材確保や予算の面で難しいこと もあります。そのせいか、効果計測の習慣自体を持っていない企業も多 いです。
効果の予測ができないと予算の確保も難しいですし、行なった取り組み に成果があったという実感や分析がないと、次への取り組みにつなげら れません。
現在では、Googleアナリティクスなど、無料で導入できる効果計測のた めのツールがいろいろ出ています。
各種ツールを使い、目標を立てて効果測定を行う習慣をつければ、トラ イ&エラーができるようになり、成果を出しやすくなります。
この効果測定は、WEB担当者のモチベーションや評価にもつながる重 要なポイントです。
どのように分析していくかは、難しい側面もあるため、専門家にアドバ イスをもらうのもよいでしょう。現状の分析からまず始めてみてはいか がでしょうか。
それでは次回も引き続き、「ホームページをビジネスに 役立てられるようになるには?」をご紹介していきます。
次回ご紹介するのは、原因の4つ目です。ぜひお楽しみに。