さて今回は、前回に続いてサービス・価格決定の6つの考え方をご紹介します。
今回も引き続き、適正な値付けを考えていきたいと思います。商品の売 上を上げたいなら、きちんと利益を出せる適正な値付けをすることが大 切です。
今回ご紹介するのは、
- 安い買い物がしたいのではなく「よい買い物」がしたい
- 「高い」「安い」は相対的に判断される
- 高い商品を売っている企業の商品は高品質に見える
- 「高い」「安い」の判断材料は、売り手側から与える
- 松竹梅の法則を活かす
- 価格は変わらなくても、見せ方で売れ行きは変わる
のうち、
- 高い商品を売っている企業の商品は高品質に見える
- 「高い」「安い」の判断材料は、売り手側から与える
の2つです。では早速いきましょう。
◆3.高い商品を売っている企業の商品は高品質に見える
何万円もするコースを出している高級料亭が、5千円の折り詰め弁当を 発売したとします。
その一方で、数百円のお弁当が中心のお弁当屋さんも、5千円の折り詰 め弁当を発売しているとします。
この2つを比較したとき、どちらへの期待感が高いでしょうか?
同じ5千円なら高級料亭の商品のほうが良さそうだと思う方が多いので はないでしょうか?
高い商品を売っている企業やお店の商品は、「きっと高品質だろう」と 感じられます。
値段はそれなりにするけれども付加価値の高い商品を売りたい、という ときは、現在の自社のイメージがどのあたりにあるかを確認してみるこ とも必要です。
◆4.「高い」「安い」の判断材料は、売り手側から与える
買う人にとって、その商品が高いと感じるか、安いと感じるかは、購入 にあたっての大きな判断基準です。
ところが、価格に対する感覚は人それぞれ。その人の経験や価値観ひと つで変わります。
そのため、お客さんの判断だけに任せてしまうと、勝手に「高い」と判 断されて購入に至らないこともあります。
お客さんが値段に見合うだけの価値を知らなかったり、誤解したりして いる場合もあるでしょう。
それを防ぐには、売り手側から先手を打って、商品価値の判断材料を提 供することです。
ホームページであれば、サービスプランのページで充分に付加価値を説 明してから、価格を提示して判断してもらうといった流れを作ることも できるでしょう。
「この商品価値でこの価格ならお買い得だ」と気付いて納得してもらえ る判断材料を提供できれば、本来つけたい価格より無駄に安くする必要 はありません。
単に値下げをしたり、競合より安い値段をつけて売ろうとしたりするの ではなく、適正な値付けをしたうえで、それだけの価値があると気づい てもらうことが大切です。
サービスプランや価格のページは、構成や見せ方の工夫で、売上を変え られる重要なコンテンツです。
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それでは次回は、後半の2つ
5.松竹梅の法則を活かす
6.価格は変わらなくても、見せ方で売れ行きは変わる
をご紹介します。お楽しみに。