さて、今回は以前お話しした「数値の把握がホームページ改善の第一歩」 の後編をお話しさせていただこうと思います。
前編では
・見込み客の数と成約率
・ホームページへの訪問者数とコンバージョン率
を指標として把握し、数値目標を決めていきましょう、というお話をし てきました。
まだお読みいただいていない方は、ぜひ、前編を読んでいただいてから 後編をお読みください。
それでは、さっそくいきましょう。 見込み客の数と成約率、訪問者の数とコンバージョン率、これらの数字 は、どこから改善に取り組んでいくのがよいでしょうか?
◆まずは成約率をあげる
すでにある程度、ホームページから見込み客を獲得していて、成果につ ながっている場合は、数値の低いところを重点的にアップすることで、 成果を増やしていけます。
どの数値も弱いという場合、まずは成約率のアップから取り組みます。
前編でも例にあげた、ホームページから無料相談を受け付けて、無料相 談をした人に商品を購入してもらう、というケースについて考えてみま しょう。
無料相談から商品を買ってもらう「成約率」が低いままだと、いくら無 料相談の数を増やしても、顧客は増えません。
成約率が一定に達していれば、見込み客を増やすせば顧客が増え、売上 があがっていきます。
無料相談が商品の購入にまったくつながらない場合、その原因を探らな ければいけません。
原因は、電話対応や営業マンの対応にあるかもしれませんし、そもそも、 見込み客の獲得方法自体が商品と合っていないのかもしれません。
◆次にコンバージョン率をあげる
成約率がある程度まで達している場合は、次にホームページでのコン バージョン率をあげていきます。
無料相談のコンバージョン率が低い場合、無料相談の数(見込み客の 数)を増やすため、どんどん訪問者数を増やさなくてはいけません。
・100人訪問して、無料相談1件のホームページ
・1,000人訪問して、無料相談1件のホームページ
があったとして、広告を出して訪問者を10,000人に増やしたとき、前者はお問い合わせは100人に増えますが、後者は10人にしかなり ません。
◆コンバージョン率は工夫によって改善できる
ホームページでのコンバージョン率は、工夫によって改善できる余地が あります。
ナビゲーションやコンテンツ、デザイン、キャッチコピー、フォームの 項目など、たくさん改善のポイントがあります。
コンバージョン率が高まれば、あとは、広告などに多少お金を使って訪問者を増やすこともできます。
順番が逆だと、お金だけ使って効果がでない、ということになりかねな いので注意が必要です。
以上、2回に渡って、ホームページ改善のための数値についてお話して きました。
アクセス解析や見込み客の数などは、なんとなく増えた減っただけ チェックしがちです。
現状と目標を数値化して、やるべきことは何か・何から取り組むかを洗 い出すことが改善の第一歩です。
ぜひ、取り組んでみてくださいね。