さて、今回は、ホームページの成果をあげる「売れるストーリー作り」 についてお話したいと思います。
みなさんのホームページにはどのような情報が掲載されていますか?
商品の機能やメリットは詳しく書いています、という方は多いのではな いでしょうか?
今回は、そこからさらに一歩進んで、成果のあがるホームページにする ための「売れるストーリー作り」について考えたいと思います。
◆「モノを売るよりストーリーを売れ」
「モノを売るよりストーリーを売れ」という言葉を聞いたことはありま せんでしょうか?
この言葉は販売や営業にまつわる書籍やセミナーなどでは時折聞かれる ものです。
商品の機能や価格ではなく、商品にまつわるストーリーを語るほうがよ く売れる、という意味で使われています。
ここでいう「売れるストーリー」は、商品にまつわる開発秘話や、創業 者の苦労話のように解釈されがちです。
もちろんそれらも「売れるストーリー」には違いないのですが、「一番 売れるストーリー」は実は、別のところにあります。
◆自分にまつわるストーリー
「一番売れるストーリー」は、商品を買う人自身にまつわるストーリー です。
その商品やサービスを使うと、その人にどんなストーリーが生まれるか、 を語るのです。
例えば、キャンプ用のテントを買うのは、テントそのものを買いたいと いうよりも、「テントを使って楽しく快適にキャンプを過ごす体験」を 得たいからです。
また、高価なオシャレ家電が意外なほど売れることもあります。
これは、家電そのものの技術力というよりも、「オシャレな家電を使っ て過ごすライフスタイル」を買うのです。
◆商品から生まれる体験を買う
購入者が買いたいのは、商品そのものではなく、商品から生まれる体験であり、それを上手に語ることができれば、成約率は格段に上がります。
商品やサービスの単価が高ければ高いほど、その傾向は強くなります。
前述の例であれば、テントの性能だけを記載するよりも、そのテントを 使って過ごすキャンプでの素敵な体験やワクワクする体験をイメージさ せるほうが、購入に結びつきやすくなります。
また、オシャレ家電は、機能だけでなく、その家電を使って過ごす生活 の充実度や満足感を思い起こさせるようなストーリーを一緒に語ること で、付加価値を感じさせるのです。
こういったストーリーがあれば、「どこよりも安い!」商品でなくても、 売れます。価格競争に巻き込まれずに済むようになります。
自社の商品やサービスは、購入者にとってどんなストーリーを作れるか、 ぜひ一度考えてみてくださいね!