それでは、前回に続き、ホームページでの成果をあげるために重要な指 標「回遊率」について解説していきます。
前回は、回遊率が高ければ成果に結びつきやすくなるとお話ししました。
回遊率は「1人の訪問者がホームページ内のページをどれだけ閲覧したか」のことで、ホームページの「状態」を示すとても重要な指標です。
2回目の今回は、回遊率をアップするためにどのような取り組みをしていけばいいか、基本的な施策を4つご紹介します。
◆施策1:訪問者のニーズに応えるコンテンツを作る
ホームページへの流入経路が検索エンジンである場合、検索ユーザーの回遊率を上げるには「検索ユーザーが知りたい内容・実現したいことに応えるコンテンツを用意する」ことが重要です。
訪問者の知りたい内容がコンテンツ内やホームページの中に無ければ、「このホームページに期待している内容はなかった」と、すぐに検索結 果の画面に戻ってしまうでしょう。
最初に訪れたページ(ランディングページ)で、このホームページには 期待しているコンテンツがありそうだと感じてもらい、もっと読んでみ たいと思ってもらわなければ2ページ目以降への遷移はありません。
まずは、訪問者のニーズに応えるコンテンツを充実させておくことが、 回遊率アップの大前提となります。
◆施策2:ナビゲーションをわかりやすく整理する
次に考えるべきは「このホームページにはこんなコンテンツがあります 」と、どのようにわかりやすく伝えるかです。
ホームページの目次のような役割を持つ「グローバルナビ」や「パンく ず」などのナビゲーションをわかりやすく整理しておきましょう。
訪問者が迷わず目的のページにたどり着ける状態にしておくと、「他の ページも見てみよう」という訪問者が増え、回遊率があがっていきます。
◆施策3:ページごとに次の誘導先を決めておく
やはりホームページの中で一番読まれているのは、コンテンツの内容が 書かれているメインエリアです。
そのため、回遊率アップに最も重要になるのは、コンテンツの中でどれ だけ、別コンテンツに誘導できるか、という点です。
次のページへの誘導を入れていないコンテンツはないでしょうか?何ら かの情報を伝えただけで、次のアクションを設定していないコンテンツはないでしょうか?
「コンテンツを読んだ訪問者に、次に取って欲しい行動」を決めて、コ ンテンツを構成しましょう。
◆施策4:関連記事、ランキング、新着などを設定する
最後に、「こんなコンテンツもあります」と紹介するための、【関連記事】【人気記事のランキング】【新着記事】といったコーナーを設けてみましょう。
グローバルナビやパンくずなどのナビゲーションをいくら分かりやすくしても、コンテンツのメインエリア以外は見られていない、気づかれていないことも多いので、関連記事のリンクを積極的に各ページ下部に張 っておくのがおすすめです。
以上、回遊率アップに関して代表的な施策を4つご紹介しました。回遊率が変わるとページビューが増え、ホームページからの反応にも改善効果を感じられます。ぜひ試してみてください。