更新作業をふくめて制作の進め方を具体的に明示してくれるか
ホームページ制作を業者にお願いする場合、誰しもよくわからないのが、「どんな風にホームページを作っていくのか」という点です。多くの場合、初めてお願いするホームページでしょうから、仕事の進め方のイメージがわかないと思います。
契約を取り交わす前に、先方のホームページ制作会社が具体的な作業の進め方を、お客さんの立場に立ってわかりやすく説明してくれるかどうかチェックしましょう。
親切な業者なら、ホームページ制作のパンフレットの中に、こうした部分が明記されていますし、あるいは営業マンに納得いくまで説明してもらっても良いでしょう。
ホームページ制作の進め方が体系化されていない業者に限って、「お客様のニーズに合わせて、臨機応変に対応します」というような説明をします。でもこのような進め方では、あとで思ってもいない費用が発生したり、全体のスケジュールが遅れがちです。
体系化された「ホームページ制作プロセス」を持っているかが、優秀な業者であることの必須条件ですから、ぜひこの点についても確認しましょう。
またホームページというものは、作れば終わりという代物ではありません。ホームページを開設してからが勝負の始まりで、継続的なコンテンツの追加・修正が発生します。
実店舗でも、売れ筋商品の見直しや、季節に合わせたセール、あるいは店内レイアウトの定期的な見直しをすることと思います。
ホームページも同じです。最初に作ったコンテンツが大ヒットで、後は放っておいてもお客さんがどんどん買ってくれる、なんてことは100%ありません。
最初のコンテンツを元に、細かいチューニングを繰り返したり、提供商品の変更が不可欠。そしてそのためには、少なくとも月に1回程度は、ホームページのコンテンツ(内容)の追加・修正が発生します。
ここで問題になるのが、こうしたホームページコンテンツの追加修正に対して、あなたとホームページ制作会社が事前にどこまで意識あわせができているか、という点です。この辺があやふやだと、ホームページの完成後にこんな会話が展開されます。
御社「このホームページで、売上げは上がりますかね~」
業者「そんなのやってみないとわかりませんよ」
御社「そりゃそうですけど・・・。ところで、ここはこうしてくれとお願いしたじゃないですか」
業者「そんな話は聞いていませんよ」
御社「それじゃ、せめてここだけは修正してくださいよ」
業者「結構ですが、追加で1ページあたり3万円いただきます」
御社「そんなにかかるの?。じゃあ、社員に修正させますから、修正方法教えてください」
業者「これは高度な技術を使っていますから、素人さんには修正できません。必ずうちを通して修正してください。」
御社「ええ~、じゃあ、ちょっとした修正の度に何万円もかかるわけ?
そんなにお金払ってられませんよ・・・」
こんな目に遭わないように、ホームページ制作を頼む前に、ホームページリリース後の「追加・修正」の役割分担と、そのコストについても明確にしておきましょう。